釣るのが楽しく、見た目も美しい渓魚達。専門店があるくらい、おいしい魚であることは周知の事実だが、塩焼きや唐揚げといったシンプルな料理以外にも、もっとおいしいレシピがある。今回は、著者オススメのレシピである、ガーリックムニエルの作り方を紹介しよう。食材となる魚は、4月~6月に旬を迎えるアマゴだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)
アマゴのガーリックムニエル
ムニエルとは、塩と胡椒で下味をつけた魚に小麦粉をはたき、バターを使って焼き上げた非常にシンプルな料理だ。
今回のレシピはそれにガーリックを加えて、より香ばしく仕上げている。まずは材料から見ていこう。
アマゴ
食べごろは、18cm~22cmクラスのアマゴ。良型になると身が厚くなり火が通りにくくなるし、小さすぎる魚は食べるところが少ないので、このサイズがオススメだ。
釣ったその日に、内臓・ウロコ・頭を処理しておき、以前著者の記事で紹介した簡易熟成を、2~3日行っておくとさらにおいしくなる。
ニンニク
こちらは小さなものを一片、もしくは大きなものを半片程度使用する。
皮を剥いてから、(香りが出やすいように)包丁の腹などで潰し、中央の芽を取ってから、薄めにスライスしておこう。
そのほか調味料
そのほかに使用するのは、味付けに使用する塩・胡椒(少々)と、小麦粉(魚の量に合わせる)、オリーブオイル(3匹で大さじ1程度)。バターは1匹につき3~5g程度を目安にしよう。
大きなフライパンを使用するなら、バターの量も多く必要になるので、直径20cm程度のフライパンが扱いやすくオススメだ。
今回は20㎝弱のアマゴ3匹に10gのバターを使用し、20cmのフライパンで調理しているので参考にしてほしい。
アマゴの下ごしらえ
材料が揃ったら、いよいよ調理開始。
アマゴの処理の際に振る塩加減が、最終的な塩味に繋がるので振りすぎに注意しよう。
アマゴの処理
20cmのフライパンで、一度に調理できるのは3~5匹程度が目安となる。
さきほどの工程で用意した下処理済みのアマゴだが、まずは両面に薄く塩をして、10分程度常温で置く。
10分程度常温で置いておいたアマゴから、うっすら臭みをともなった水分が出てくるので、キッチンペーパーでしっかり拭き取っておく。
アマゴに下味をつける
水分を拭き取ったら、再度両面に薄っすら塩を振り、胡椒(ホワイトペッパー推奨)を振ってから軽くすり込む。これでアマゴの身にしっかりと味がつく。ブラックペッパーを使用すると、ソテーしている最中に焦げやすいので注意が必要だ。