シーバスのバチ抜けはそろそろだろうか?毎日のように気温と空模様を見ながら、海面に浮かぶ、あの不気味な多毛類の姿を想像した。そしてヤツらを食い上げるシーバスのスプラッシュ音…。釣り人にとっては至福のバチ抜けパターン。場所は大阪湾奥、ちょっと様子を見に行ってきた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
やっと釣れたのはボラ
ほとんど見切り打ちみたいな感じで、東西に長い堤防を戻りながら見ていく。たぶんもうむずかしいんじゃないかというところで、メバルらしいバイトがきた。しかし、こいつも掛けきれない。ちょっとツキが悪いみたいだ。
うーんとぶつぶつ呟きながら、かわらずキワのトレースで釣っていると、突然引き込みがきた。待った、待ったよ、シーバスくん。しかし、水中に閃いたシーバスのかたちが微妙に怪しい。そして、エラ洗いしない。寄せてくると、丸っこい頭が見えた。ボラ。
シーバス狙いでとことん打っていって、ファーストフィッシュ、しかも時間的に終了間際のひとつがボラだと、かなりヘコむ。これまでのアタリもすべてボラだったのだろうか?そう思うと、もはやハートブレイクだった。
メバルが顔出し
しかしそのあと、なんだか小さいアタリがピピピとくる場所を見つけて、小さめのプラグを投げてみると、メバルがきた。これは確信的に釣ったので、えっへん、と嬉しい気持ち。
ところがこの日、私はシーバスに的を絞っていたので、ワームを持ってこなかった。海水温は14℃前後と、メバルの海である。これは惜しかった。
もしかすると途中からメバルにチェンジしていたら、数釣りできたかもしれない。そのあとは続かず、撤退とした。
この釣行のあとに二連チャンでチヌがきたりと、海の状況は、釣り人にとって確実に厳冬期の困難を脱している。
シーバスは今回見た感じ、バチ抜けパターンになるまでもう一ヶ月はかかりそうなので、5月まではメバルとアジのライトゲームを楽しむことにしよう。
<井上海生/TSURINEWSライター>
大阪湾奥エリア