【釣り場の人的トラブル】原因と回避方法 隣の釣り人は「敵」ではなく「同士」

【釣り場の人的トラブル】原因と回避方法 隣の釣り人は「敵」ではなく「同士」

釣り場でよくあるトラブル第1位の「人的トラブル」。巻き込まれると、せっかくの休日の楽しみが一変、悲しい思い出になってしまう。今回は、釣り場で人的トラブルが起こる原因と対策を考えてみよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

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宮坂剛志

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人的トラブル回避の考え方

では、そんな釣り場で起こる様々な人的トラブルを何とか回避できないだろうか?そこを考えてみたい。

気持ちの余裕を持つ

まず、気持ち(精神)面だが、実はこれが一番の原因ではないかと筆者は感じる。仕事や家庭、または生活などあらゆる悩みを抱えたまま「気晴らし」などという理由で釣りに行くと、必ず他人がうっとおしく感じる。どんな気持ちで釣りをしようと自由だが、こんな時は釣りに行っても集中できず良い釣果など期待できない。もちろん、気分転換にもならない。

【釣り場の人的トラブル】原因と回避方法 隣の釣り人は「敵」ではなく「同士」ポイントは譲り合おう(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

気分が乗らないのなら釣りには行かないのが1番だ。それでも釣りに行きたいのなら、気持ちも体も万全にしてほしい。そうやって釣りに望むことができれば、釣果も上がるし、何より人にも優しくなれるからだ。つまり、気持ちの余裕を持って釣りをすることが大切なのではないだろうか。

遊び心を忘れない

次に熱くなり過ぎないことも大切だ。魚がいつも以上に釣れ出すと釣り人のテンションはブチ上がる。すると、挨拶して隣へ入ろうとした釣り人さえどうしても許せなくなる。

釣りたいのは誰でも一緒だが、礼儀やマナーをわきまえている人まで敵とみなす必要があるだろうか?少しくらい場所を譲っても実はそんなに釣果に差はない。それならお互い気持ちよく釣りをしたいものだが、熱くなり過ぎると心にその余裕は持てない。遊び心を忘れずにいたいものだ。

敵(ライバル)だと思い込まない

これもよくありがちだ。釣りは大会でもない限り、誰かと競うことはない。隣で爆釣されても、素直に凄いもんだと認めれば良いだけだ。それを無理に割り込んだり、ルアーなら投げる軌道を他人と被せたりするからトラブルが起きる。誰よりも釣りたいのはわかるが、他の釣り人を認めることも必要だ。間違っても敵視してはいけない。

このように、釣り人1人1人の考え方や心持ちひとつで人的トラブルは解決できる。難しく考える必要なないのだ。

楽しみ方は人それぞれ

さて、ここまで釣り場で起きるあらゆる人的トラブルについて書いてきたが、本来釣りとはそんなに窮屈なものではないと筆者は思う。本格的に釣りを楽しむ方、家族でのんびり楽しむ方、気分転換に楽しむ方……などなど釣りを楽しむ人の背景は様々だ。

しかし、どうしたって釣り場ではトラブルが起きてしまう。同じ釣りを愛する者同士だとは考えられないものだろうか?仲間意識とまでは行かなくとも、わざわざ敵視する必要はないはずだ。コミュニケーションがどうだとかそんな話をするつもりはないが、やはり釣り人同士は他人であっても繋がりを大切にしたいものだ。

【釣り場の人的トラブル】原因と回避方法 隣の釣り人は「敵」ではなく「同士」ルアーでキャッチしたスズキ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

記憶に残る釣りは何も爆釣した時だけではないはずだ。釣り場で出会った人、交わした会話、例え二度と会えなくてもこうした人間交差点も釣りの醍醐味ではないだろうか?筆者もしがない釣り人の1人だが、そう思えてならない。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>