陸っぱりで釣りをする人たちにとって移動の手段の第1は車でしょう。しかし近年の釣り人口の増加によって駐車場問題等で困っている人も多いのではないでしょうか。そんな時バイクなら小回りもきいてどこへでも行けて快適です。しかもこれからは季節が暖かくなりツーリングだけでも楽しいこと請け合いです。そこで今回は釣りバイクとしてうってつけのハンターカブを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターアングラー「K」)
HONDA・ハンターカブ
ハンターカブはHONDAから発売されているバイクで排気量は125ccです。皆さんもよく知っているスーパーカブをベースに、徹底的にアウトドア仕様に改良を加えたモデルで写真を見ても分かるとおり、まるでオフロードバイクのようなマフラーが特徴です。
かといって一般的なオフロードバイクのようにハンドルとシートの間に燃料タンクがないため、スクーターのように乗り降りがしやすくなっています。つまりこのバイクは、ハンターが狩りに行くときにパートナーとして使用することができるように作られたアウトドア仕様のスーパーカブなのです。
ハンターカブが釣り向きの理由
ここでは、ハンターカブが他のバイクと比べていかに釣りに最適かという点について書きたいと思います。
水の中に入っていける仕様
画像の指の部分を見ても分かるように吸気口がリアキャリアに付いています。そのため理論上そこから水が入らない限りはエンジンが停止しないように作られています。
この仕様は他のバイクにはないハンターカブの大きな特徴です。ですから単に移動の足としてだけではなく、深めの水たまりなど一般的なバイクで行くことができなかったところへも行くことが可能なのです。
荷物をたくさん積め込める
また、ハンターカブは荷物を運搬するための装備が豊富です。特に大きいのはリアキャリアの存在です。画像の指の部分を見ても分かるとおり、巨大なキャリアが付いています。
釣りに出かけるときは、意外に荷物が多いですよね。竿とリール、仕掛け、餌やルアー、水くみバケツや餌箱、クーラーボックスなどなど。そんなものを乗せるのに十分なキャリアです。
またリアキャリアに荷物を載せると、バイクから降りるときに苦労しますよね。そんな時のために座席の前にガソリンタンクがないのです。「荷物を積んでどんなところでも行ける」そんなバイクなのです。
燃費も良く30km/hの速度制限なし
前にも書いたようにこのバイクの排気量は125ccです。50ccの原チャではないので最高時速の30km/hの制限がありません。またタンデム(二人乗り)することもできます。
これは走行中の大きなメリットです。釣り場までの道で後からビュンビュン車に抜かれる恐怖を感じながら行かなくても良いのです。またスーパーカブのお家芸でもある燃費は生かされており、63.7km/L(カタログ値)と経済的にも嬉しい仕様となっています。これがハンターカブが釣りにベストなバイクだと思う理由です。
その他のメリット
上で書いた内容以外にまだまだたくさんの装備が付いています。ディスクブレーキは前後に搭載。しかもフロントは画像の指のところを見れば分かるように、ABS(アンチロックブレーキシステム)を採用しています。
また、2023モデルからサイドスタンドを立てた状態でエンジンを始動しシフトするとエンジンが停止する安全装備が付きました。さらにこのバイクはロータリークラッチでロー→セカンド→サード→フォース→ローとなっているのですが走行中に間違えてフォース→ローにならないように制御する安全装備も付きました。