北海道の3月は、寒さも和らぎます。今回は筆者が、普段は素通りしていた二級河川の下流域を通り掛かったとき、アメマスが鮭の稚魚を捕食していたと思われるライズを目撃しました。これはチャンス!そしてこのチャンスに挑み、見事な63cmアメマスに出会うまでの模様をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター小峠龍英)
35cmニジマスも登場
アメマスを流れに帰したあと、さらに下流に釣り下ります。すでに大満足な中、50mmのミノーを縦にチョンチョンとトゥイッチして誘っていきます。
岸際からドン深になったポイントに差し掛かったころ、ギラつきながらミノーを下から食いあげるようなバイトがあり、すかさずアワセを入れると小気味よいファイト。
アメマスかと思いきやジャンプを繰り返す姿は想定外のニジマス、サイズこそ35cmほどでしたがピンクのヒレが美しい素晴らしい個体でした。
極太の大物に加え、美しいニジマスもキャッチ、少々でき過ぎな新規開拓でした。
雪代本格化までの短いシーズン
本流の釣りは、雪代が本格化するまでの3週間ほどという短さです。
鮭の稚魚パターンや、遡上・降海のタイミングがうまく噛み合えば、よい結果を得られる反面、融雪のスピードが想定より早かったり、降雨があれば一気に状況が変わったりして釣りが格段に難しくなります。
もしかすると、今回が少ないチャンスのひとつだったかもしれません。(実際、この釣行のあと2回ほど竿を出しましたが結果は出ませんでした。)
<小峠龍英/TSURINEWSライター>