昨年の夏に釣って冷凍にしておいたマダコを、先日唐揚げにすることにした。インド料理が好きな筆者は、各種スパイスを使用してスパイシーに仕上げた。ビールがおいしくなってくるこれからの時季にピッタリなので紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
東京湾でのマダコの釣り方
遊漁船でのマダコの釣り方として、おもにテンヤとエギに分類できる。
テンヤを使用した釣り方では、エサにカニを使用することが多い。
一方エギは、メーカーからさまざまな種類のものが販売されているので、それらを使用することとなるが、自作する人もいる。
テンヤはおもに竿を使用しない「手釣り」がメインだが、エギを使用した釣りでは、ロッドとベイトリールの組合せが主流となっている。
ロッドなどの有無の違いはあるものの、どちらも小突きが重要だ。そしてタコの乗りを感じたら、そのまましばらく小突き続けてから大アワセしよう。
釣ったマダコの持ち帰り方
釣ったマダコをおいしく食べるには、下処理にも気を配りたい。
マダコの締め方として、目と目の間にナイフを入れて締める方法と、頭をひっくり返して内臓を取り除いて締める方法などがある。
筆者は基本的には、バケツから逃げ出さないようにネットに入れてバケツの中で生かしておき、沖上がりのときにクーラーボックスの中の氷が、マダコに直接触れないようにビニール袋に入れて持ち帰る(氷締め)。
自宅での下処理
まずは、マダコの頭をひっくり返して内臓を除去(現地で内臓をとって締めた場合を除く)。
このあとは、一度冷凍する。冷凍すると、マダコの「ぬめり」が流水で解凍時に一緒に流れるというメリットがあるので、塩でゴシゴシと「ぬめり」をとる必要がないのでうれしい。
しかもマダコは、冷凍しても味がほとんど落ちないので、夏に釣ったタコも翌年のお正月においしく食べることができる。
冷凍しない場合
冷凍しない場合は、塩でゴシゴシ「ぬめり」を落とすのが重要だ。とくに、吸盤の汚れを洗うのを忘れがちなので注意したい。
「タコのスパイシー唐揚げ」の材料
人気のタコ料理に唐揚げが挙げられる。今回は冷凍のマダコを1杯茹でて、刺身と後日残りを唐揚げにした。
唐揚げは、衣にコリアンダーやガラムマサラなどを加えて、スパイシーに仕上げることにした。
なんといっても、揚げ立てがスパイスの風味抜群でうまい。(トースターで温め直し可能)。以前に紹介した「スパイシーたこ飯」との相性もバッチリだ。
材料
茹でたマダコ:250g
揚げ油:適量、コーンスターチ:100cc
薄力粉:70cc
上新粉:45cc
ジンジャー・ガーリックペースト:小さじ1
塩:小さじ1
水:100cc~150cc
スパイス
レッドペッパー:大さじ1
コリアンダーパウダー:小さじ1
クミンパウダー:小さじ2分の1
ブラックペパーパウダー:小さじ2分の1
ガラムマサラ:小さじ1