管理釣り場で人気のニジマスだが、中・小型が釣れると味がタンパクなためか、赤身の魚と比べてリリースするアングラーも多い気がする。そこで今回は、あえてクセのないニジマスを利用した濃厚系料理をご紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
代表的なニジマスレシピ
主なニジマスの料理は、塩焼きやバター焼き、ムニエルなどが挙げられる。
唐揚げやフライといった揚げものも、タンパクな身のため油との相性も非常によい。また燻製にすると、チップの香りが身について人気が高い。
ニジマスの下処理方法
ニジマスをおいしく食べるためには、下処理が重要だ。
釣り場での下処理
釣ったニジマスは、持ち帰る直前までスカリなどに入れて生かしておきたい(各施設のレギュレーションに従うこと)。
管理釣り場には捌き場があることが多いので、帰り際にヌメリを落として、エラ、ウロコ、内臓を取り除き、軽く水洗いしよう(可能な限り水気も拭き取りたい)。
魚はビニール袋やジップロックなどに入れて、クーラーボックスの氷の上に置いて持ち帰りたい。
自宅での下処理
現地で下処理しなかった場合は、帰宅後に、速やかにヌメリを落とし、エラ、ウロコ、内臓を取り除き、軽く水洗いしたら、水気をしっかり拭き取ろう。
数日以内に食べる分は、ラップしてジップロックや真空袋に、それ以外は同じ要領で冷凍庫に保存したい。
ニジマスのチーズ焼き~ピザ風味~
もともと外来魚のニジマスは、洋食との相性がバッチリ。今回は冷蔵庫に余りがちなピザソースとチーズを活用して、ニジマスをピザ風味に焼き上げるので、ワインのお供は勿論、魚嫌いの子どもにもお勧めだ。
材料(2人前)
ニジマス25cm前後1匹(3枚卸し)
クレイジーソルト:適量
スライスチーズ:2枚(ピザ用チーズでも可)
マヨネーズ:大さじ2
ピザソース:大さじ2分の1
マッシュルーム:適量(スライス)
オリーブオイル:大さじ1
料理準備
a: 3枚卸しにしたニジマスにクレイジーソルトを適量まぶす。
b:マヨネーズとピザソースは混ぜ合わせておく
調理手順
1.フライパンにオリーブオイルを熱してから(a)を入れる
2.蓋をして両面をこんがりと焼き上げたら、いったん火を止める。
3.焼いたニジマスの上に(b)、マッシュルーム、チーズの順に乗せる。
4.再び蓋をして蒸し焼き(弱火)でチーズが溶けたら出来上がり
ワンポイントアドバイス
クレイジーソルトの代わりに塩・胡椒でもOK。仕上げにフェンネルやディルのみじん切りを加えると、風味が豊かになりオススメだ。
また、盛りつけにジャガイモなどの温野菜や、イタリアンパセリを添えるとボリュームも出るし見栄えもGOOD。
お好みでマッシュルームの代わりにピクルス、ピザソースの代わりにマスタードなど、色々アレンジすることも可能だ。
このレシピはニジマス以外の白身の魚や、鶏肉との相性もよいのでいろいろと試していただきたい。
<藤倉聡/TSURINEWSライター>