絶好調である三重県・志摩沖のトンジギ。2ケタという夢のような釣果も珍しくない。釣友の森脇さんと2月4日に志摩市和具の遊漁船に釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)
好調の志摩沖トンジギ
森脇さんは長年オフショアアングラーとしてともにサオを並べてきたが、1年前から電動派に切り替えた1人だ。
現地で合流すると、常連アングラーばかり。手巻きのベテランがそろっていた。電動組はおじさんアングラー2人のみ。前日40匹という驚異的な釣果で、マグロが氷室に入りきらず早上がりを決めたほど。このところの好調さを物語っていた。
ポイントへ移動
5時半に出船。私はミヨシから3番目。森脇さんは4番目となり、そして、その周りを手巻きの若手組が並んだ。志摩沖のポイントまで約1時間。マグロを狙う船が集結し、レーダーで見ると40隻はいるだろう。1匹でも多くのマグロを釣らせるのは船長の持つ経験とセンスだ。
移動する間、久しぶりにサオを並べる世古さんや島本さんに声をかけた。やがて船長から「50~70mラインを流してください」とのアナウンス。
開始直後は強風で苦戦
風は弱まる予報で、ウロコジグのシルバーゼブラ300gセットしていた。しかし、現地では想像以上の強風。いったん開始したもののラインの流れは速く、指示ダナを2回通すとライン角度が水平近くになった。前日爆釣していたので、すぐバイトがあるのではと期待したが、他船のヒットコールを尻目に本船はノーバイトが続いた。
私はジグを400gに替え、電動ジギングを続けていた。やがて大ドモの山口さんにヒット。回収時に食ったらしい。8kgほどの大判のカツオだ。次にきたのはミヨシのアングラー。10kgほどの本命ビンチョウだ。
船中では続々ヒット
前週ティップランで大ボウズを食らった私、何とかして早いうちに1匹上げたい。こうした思いを胸に秘め、淡々と電動ジャークを繰り返す。続いてきたのは、胴の島本さん。本命の10kgクラスを取り込んだ。そして、その隣の世古さんが連鎖した。
その後しばらく沈黙が続いたが、また島本さんにヒット。それも連続して3匹目も取り込んだ。島本さんは指示ダナにこだわらず水面近くまで誘い上げ、浅ダナでヒットさせていたようだ。