現役船長が徹底解説 玄界灘の青物ジギング&キャスティングゲーム釣況

現役船長が徹底解説 玄界灘の青物ジギング&キャスティングゲーム釣況

当原稿を執筆している現在は1月30日。2023年も早くも1か月を経過しようとしているが、今年の1月は当船エルクルーズは、なかなか出船機会に恵まれない月となった。1月中旬までは例年通りといった具合だったが、それ以降は強い寒波に襲われ、最低気温が氷点下を記録した日も数日。そんな中でも数回は出船できる機会に恵まれたので、今回はその釣行レポート形式でお届けする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

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キャスティング・ジギングで青物狙い

貴重な釣行機会となった日は1月21日と22日の2日間。21日はチャーター出船でキャスティングをメインに希望、22日は乗り合いでジギングをメインに出船となった。

現役船長が徹底解説 玄界灘の青物ジギング&キャスティングゲーム釣況タックル図(提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

1月21日の釣行

まず、21日は前日までのシケ残りもあったので、少し遅めに出船。ほとんど寝ぼけ眼のまま港に向かっている途中、愛車をぶつけるというハプニングもあったが(笑)、無事予定通りの午前8時に出船。思っていたよりも前日のウネリも残っておらず快適に目的地となる壱岐エリアへと船を走らせ、いよいよ釣りを開始。

活性低くヒットなし

最初に目指していたポイントはいくつかの船がすでに釣りをしていたので諦め、他のポイントから釣りを開始するが、ヒットはなし。その後も各ポイントをていねいに流しながら転々としていくものの、バイトはおろかチェイスすらない。魚探の反応も悪くはなく、潮も程よく流れている状況で、ルアーの種類・サイズ、アクションなどのアドバイスを送りつつ私自身はもちろん、アングラーも工夫しながら展開していくものの昼をすぎても何も起きない。

ポイント移動でヒラマサ登場

そこで、少し大きくポイントを変えてみる。このころには風も適度に吹いて潮も動き、よい感じで船も流れていたので、規模の大きいポイントに変え、船も15~20分と比較的長い時間を流すことにした。船を流している間も魚探とにらめっこして反応の映り方を観察しているとここも反応自体はよい。そこで、何人かにジギングを薦めてみると、すぐにヒット。サイズは6kg程度ではあったが、この日ようやく1尾目のヒラマサだ。

現役船長が徹底解説 玄界灘の青物ジギング&キャスティングゲーム釣況この日唯一の釣果となったヒラマサ(提供:週刊つりニュース西部版APC・岩室拓弥)

しかし、この後はキャスティング・ジギングともに釣果はなし。釣り人も最後まで諦めずに釣り続けてくれたが、キャスティングに関しては1回もバイトがないままタイムアップ。久しぶりの出船は船中1尾のみの悔しい結果となった。

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