今回は初心者目線でエギングの魅力をお伝えしたい。「早くやっておけば良かった!」そう思う前にぜひチャレンジしていただきたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター石田一聖)
エギの動かし方
テレビやYouTubeなんかでエギングの番組を見てエギのシャクリ方などを見ていると、とても大げさなアクションをしているように見える。海の底に着いたエギをまるで生きているかのように動かして生命を吹き込んでいるかのようだ。
3回~5回ほどビュンビュンと渾身の力でエギをシャクるのだが、竿が折れたり、糸が切れるのではないか?と心配そうに見つめているけど、そこはそれ専用の道具。意外にも難なくやれる。
まずぶん投げて糸を張らずにフリーにした状態でその場にエギを落とす。エギのサイズにもよるが、オールマイティな3.5号サイズになると、1m沈むのに約3秒くらいなので水深が10mほどだと約30秒は待つ。着底するとすぐに3回ほどシャクる。その繰り返しで仕掛けを手前に寄せて来る。
フォールに注意
その時になるべく注意する点はエギがフォールする際、ラインには絶対テンションを掛けないことだそう。これはフォール中にテンションをかけてしまうとエギが不自然に止まってそのエギを見ているアオリイカに見切られるからだ。
底付近を意識
もう一つの注意点は底付近を中心にシャクること。底から3mくらいをエギをキープするようにシャクると良いそうだ。こういったことも経験によるもので積み重なって初めて分かるものなので初心者はひたすら打ち返すのみとのこと。
やり取りと取り込み
そうしてついに待望のアタリがチョンチョンと動かしていたエギが急に重たくなり一瞬根掛り?かと思ったらドラグからラインがジリジリと出ていく。これが大型のイカならロッドはひん曲がり、ドラグの轟音とともにラインがビューンと飛び出していく。イカも興奮しているがこっちも頭がパニック。初めてだとこれがアオリイカの引きかと驚いてしまう。
テンションに注意
エギの針にはカエシというもとが付いてないため、常にテンションを掛けておかないと外れてしまう。ここは慎重に慎重にやりとりする。絶対に慌ててはいけない。ドラグから糸を出しながらどれだけ時間がかかってもジワジワと間合いを詰める。
取り込み時の墨に注意
そして何とか上がって来たアオリイカを玉網に入れて喜ぶのだが、上げようとした瞬間、ここでアオリイカからの洗礼を浴びる。大量に墨を吹きかけられるのだ。これは初心者なら誰もが経験することだそうで、ランディングしたイカはすぐエギを持って逆さまにキープした後、墨を吐かせないよう、すぐに締めて動かなくした方が良いそうだ。