大晦日。2022年の最後の釣行は、鳥取県境港発ボートシーバス。境港は、東に日本海美保湾、西に日本で二番目の大きさの汽水湖の中海。そして北には、中海と美保湾を繋ぐ境水道と三方をシーバスの好ポイントに囲まれたシーバスアングラー憧れの場所である。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・中濱友也)
FIELD’sでボートシーバス釣行
この広大なポイントを効率よく回るために今回は境港中野港の遊漁船FIELD’sにお世話になった。同船の中野船長は、美保湾や中海で多く実績を上げている。また、初心者の方にも丁寧に釣り方を教えてくれるとても頼れる船長だ。
12月31日、小潮。午前6時30分、港に集合して、すぐに出船。中海を目指す。ボートを走らせながらタックルの準備をする。
ボートシーバスのロッドだが6~7ftのものが扱いやすい。ボートシーバス専用のロッドに越したことはないが私は、持っていないので今回は、6ftほどのライトジギングロッドとバスロッドを代用した。ロッドに合うリールにPEラインは、1号を使用。リーダーは、サゴシ(サワラの若魚)も釣れるとのことなのでフロロカーボンライン3~8号を用意し、メインで5号を使用した。
シーバス入れ食いにサゴシも登場
中海に到着。最初は、スピンテールジグをキャスト。着底したら、ゆっくりとただ巻き。するとすぐに食いついてきた。35cmほどの本命。魚探にベイトとそれを追っかける反応があるらしく、30~40cmまでが船中、入れ食いとなった。
次にサイズを求めて境水道に移動。シーバスは、冬に海で産卵するといわれている。この時期は境水道と海を行き来するので海に近づけばサイズも上がるはずだ。境水道入り口付近。ナブラが出ているのを発見。船の先端からメタルバイブレーションをキャスト。ただ巻きに食いついてきた。サゴシだ。
続けてヤズ、さらにシーバスと3魚入り乱れている。釣ったシーバスが吐きだしたのはママカリ。ルアーの形そっくりでマッチザベイトだ。シーバスのサイズも中海よりもいい。
爆釣タイム継続
午後になり風が強くなってきた境港ベイエリア。鳥山ができており、近づくと魚探は、真っ赤。船を風と潮に流すドテラ流し。ジグを真下にフォールさせて、着底後にすぐにアクションを加える。半分くらいの水深まで上げたら、また、フォールさせることを繰り返す。するとヒット。50cmほどの本命。船中、ルアーを落とせば食う状態に。入れ食いタイム再度突入。
午後3時に納竿。シーバスは、30~50cmを2ケタ釣果。食べる分以外は、リリース。サゴシにヤズとゲストも登場した。
冬の時期、日本海はシケが多い。そんな時でもボートシーバスなら出られることが多いのでみなさんも挑戦してみては。
<週刊つりニュース西部版APC・中濱友也/TSURINEWS編>