オホーツク海の釣りは流氷が訪れる厳冬期はクローズとなる。そんな知床から今年度最終盤のホッケ五目釣りをご紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター前島宣秀)
ジギングでもダブル連発
食料用のストックは十分確保できので、次はジグ。
底まで約30m、落としてシャクるとズシっとした重さと竿のしなり、スロジギは楽しい。
今回のスロジキはBLAST SJ63B2、ソルティガIC100Lとした。ホッケがこれから来る流氷を前に、荒食いをしているかのように、毎回毎回釣れ、それもダブル、トリプルもあるほどの大爆釣。ここは養殖池か?いやいやこれは知床一番と言われている瀬川船長だから出来るプロの技なのだ。
釣魚は絶品グルメに
実はこのホッケ、斜里にある知床ジャニーで春先まで腹を上にして低温熟成させ身に脂を廻して頂くプロの技を施して頂いている。クーラーボックスの無料貸し出し、釣った魚の加工も対応いただけるので大変に助かっている。
春に釣ったホッケ五目はお世話になった方々へのお歳暮、今回釣った分は来春のお中元にもなる訳だ。当然のことだが、大変に喜ばれる逸品である。
大型のギガホッケは筒切りにして煮付けにする。これはウトロの定宿である酋長の家の女将さんに習ったアイヌ料理。醤油と昆布だけの無添加の味はもちろん絶品である。また、春先に釣って干物にしたホッケは馴染みがあるが、アオゾイ、サクラマスの塩焼きの味は北海道以外の方々にはあまり馴染みはない。これは釣り人の隠れた逸品と言えるかもしれない。
<前島宣秀/TSURINEWSライター>