これまでキスの投げ釣り、ハゼのミャク釣りで、赤イソメとイシゴカイの比較レポートを報告した。今回は、キスのチョイ投げの短時間釣行で、両者の比較をテストしてみたので、その結果を検証したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)
赤イソメとイシゴカイ(ジャリメ)
今までのテストで、赤イソメはキスに効くこと、イシゴカイ(ジャリメ)に比べ良型がくること、ゲストもかなり反応を示すことなどが分かってきた。
キスの投げ釣りの釣況で考えると、秋口のこの時期、キスの活性は高いが、それ以上にチャリコやカワハギの幼魚などのゲストの活性が非常に高い。うっかりすると投入ごとにすべてのハリにゲストが掛かってくるようなことも珍しくなく、微妙に探る距離をかえたり、さびくスピードをかえたりするが、なかなかうまくいかないことも多い(特に漁港内の砂地などの場合)。
今回はあえてそのようなゲストが非常に高活性な条件の中で、チョイ投げによる赤イソメとイシゴカイの実釣比較テストを実施してみた。
田ノ浦漁港でチョイ投げキス釣り
キスチョイ投げ釣りで、2本バリの仕掛けに2本ともイシゴカイまたは赤イソメを付けて投げ、キスとゲスト(チャリコ)のどちらがくるかを調べた(8月28日、田ノ浦漁港内にて 16:00~18:30)。
タックル
竿:改造ルアーロッド10ft、リールキャスティズム25
ミチイト:PEライン1号+力糸PEライン3号(汎用のPEライン3号を13mに切ったものを使用)
仕掛け:ミニ遊動ジェット天秤10号(固定式で使用)に、砂ズリ2号2本より15cmを直結し、先に自動ハリス止めを付け、そこにアスリートキス8号の2本バリ仕掛け(枝素の間隔は30cm)を付けた。軽く3色弱ほとキャストし、ゆっくりサビキながら釣る。
検証方法
最初イシゴカイのみ、または赤イソメのみで数回キャストし、キスの活性を見る。イシゴカイのエサでも、チャリコの連発でチャリコの活性がものすごく高い。ゲストが非常に多いのはこの時期の特徴であるが、サビき方を速くしても、探る距離をかえても状況はかわらなかった。
そこである程度の時間(20~30分)の中で、イシゴカイまたは赤イソメで連続的に数投し、クーラー内でハリ掛かりした魚を、イシゴカイで釣れた分、赤イソメで釣れた分と別々の袋にいれて、テスト終了時に写真撮影して比較検討することにした。