前回レポートに引き続き赤イソメとイシゴカイの実釣比較テストを行っている。今回は、本格シーズンを迎えたハゼのミャク釣りで、比較テストを行ってみたので、その結果をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野博)
今回の実釣テストのまとめ
赤イソメはイシゴカイと同様ミャク釣りのエサとして使える。
小型のハゼが多いときなどは、食い込みのよさでイシゴカイが有利と思う。ハリに刺した時の動きはイシゴカイの方がよく、赤イソメに比べ細いため、小型でも違和感なく食い込むのであろう。
ハゼの型がいいとき、できるだけデキハゼを避けたい時は赤イソメの方がいい。色や匂いなど、動き以外でイシゴカイよりもアピールできるためと思われる。これはキス釣りの場合と同じような傾向になった。
赤イソメの使いどころ
イシゴカイはハゼ釣りのエサとして、関西では完全に定着しているが、今回のテストで、赤イソメもハゼの嗜好性はかなり高いことがわかった。ごく初期で、ハゼの型が7~10cm位の小型中心であるような場合は別として、シーズン盛期で活性の高いときなら、赤イソメのみでも充分釣果が出せると思う。
逆に、釣れるハゼのサイズが大小さまざまなとき、大きめのハリで赤イソメを使って型のいいものだけを拾い釣りするような使い方もできる。
イシゴカイを使ってハゼのミャク釣りに行くとき、入手できるのであれば少量でも購入しておいて損はないといえる(今回赤イソメは300円分で充分だった)。
イシゴカイと赤イソメについて、キスの投げ釣りとハゼのミャク釣りで比較的短時間の実釣比較テストを行ってきた。さらにもう少し多面的に実釣でその特性を調べてみたいと考えている。
<牧野博/TSURINEWSライター>
紀ノ川