本当にあった怖い話、というよりも、沖釣り歴18年の筆者が「家庭内の怖い状況」を回避??した実話を綴ってみました。反面教師としてご参考になれば幸いです。因みに現時点で円満な家庭を維持しております。多分。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部)
レベル3:子供の運動会の日に仕立て船
仕立て船。ただでさえキャンセルしにくい沖釣りなのですが、これは更に上を行くことを考えさせられたシチュエーションです。
釣行3か月前、沖釣り大先輩から仕立て船のお誘いをいただき、即返答。秋は仕事がひと段落付き、比較的自由に休みもとれると踏んで、詳しく予定を確認せずにOKの返事をしたのですが、釣行2週間前、この日はまさかの息子の運動会であることが判明。
「どうしよう、断れない」
仕立て船は1人欠員が出ると、基本幹事さんがかわりの人を探すか、皆さんにプラスαの乗船料金を負担してもらうかのどちらかになってしまいます。
妻に事情を説明すると「コロナ禍」ということで、親は1人のみの観戦ということが判明。「万事問題ナシ」かと思われたのですが……順番がいけませんでした。
「親1人のみの観戦を知る」→「釣りの予定を入れる」
なら全く問題なかったのですが、この順番が逆であったために、息子からは散々な言われよう。
翌日ファミレスに連れていったり、後日水族館に連れて行ったりと、やれるだけの礼は尽くしたのですが、学校の先生に言いつけられたり、親戚に言いふらされたり。果ては昨年(小5)の運動会はしっかり行ったにもかかわらず「去年、運動会の日に釣りに行ったお父さん」と、散々言われる始末。
恐らく小6になった今年も言わるだろうし……「もう一生言われるだろうな」と、私の中では半分諦めが入っています(笑)。
不謹慎ではありますが、「コロナ禍」でなかったら全く違う展開になっていんじゃないかと思うと、本当に「怖い思い出」でした。
沖釣りはキャンセルしづらい
釣りは自然相手のレジャー。天候次第でやめるという決断は往々にしてあるのですが、それ以外の要素が加わることももちろんあります。特に船釣りにおいては、こういった理由でのキャンセルは「船宿に申し訳ない」「仲間に申し訳ない」といった理由で、陸っぱり釣りよりもハードルが極端に上がってしまうのも事実。
場合によっては判断を誤り、本当に取り返しのつかない「怖い話」になってしまいかねません。家族のために、大切な人のために、そして自分のために。時には勇気をもってキャンセルする決断を!
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>