真鯛ノッコミシーズンを迎えた新潟上越地方の乗合船で、短時間ながらトップ14~15枚ほか複数安打者が続出したコマセ釣りの模様をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
筆者にも1kg強マダイヒット
「アタッてる!アタッてる!」
両隣りの釣り人からの声で、自分の竿を見るとイイ感じに弧を描いているではないか。
手巻きでリールのハンドルを回し、ビシをバケツに投入、ハリスを手繰る。ここからは竿もドラグもクッションゴムも魚とのやり取りを助けてはくれない。真鯛の引きに合わせてハリスを出したり引いたりしないとハリス切れでバレてしまうことになるのでハラハラドキドキの楽しい瞬間である。
「ありがとうございます!」左の隣りの釣り客が伸ばしてくれたタモに、浮いた魚体がすうっと納まった。1kg強の良型真鯛だ。本命キャッチ。
夕マヅメにラッシュアワー到来
よし、ここから連チャンだ、と思いきや、あとが続かない。だが、夕マヅメが近付くと、ラッシュ到来。筆者の両隣りの釣り客にもアタリが出はじめ、さらに2枚目、3枚目とヒットが続いていた。名人はさらに釣果アップ。
筆者はこのラッシュに出遅れてしまい、置いてけぼり感があったが、終盤になりようやく2枚目の真鯛もキャッチできた。
最終釣果と今後の展望
最終釣果だが、筆者の推測も含むが、前述の名人がダントツで14~5枚、次は3枚の人が3名。筆者は2枚。あいにく全員安打とまではいかなかったものの、船中25~6枚のキロオーバーの良型ばかりが上がった。
春の訪れが遅い上越地方の真鯛ノッコミシーズンは例年6月いっぱいくらいまで楽しめる可能性が高いようです。
<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>