4月20日、愛知県・南知多町片名漁港のおざき丸へ、イサキ狙いで釣行した。序盤苦戦したもののタナがわかってからはコンスタントにヒット継続し、釣果は21~32cmのイサキが14匹、小ダイが1匹。食べるにはちょうどいい量をゲットした釣りの模様をリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・森麻里子)
おざき丸でイサキ釣り
午前2時半すぎに自宅を出発。しばらく釣りを休んでいたので、知多半島に向かって車を走らせるのは今年に入って初めて。高揚感に包まれながらドライブを楽しんで午前4時に到着すると、すでに受付が始まっていた。
早速乗船名簿に記入し、料金を支払って氷を受け取って乗船した。釣り座は左舷操舵室横に構えた。準備をしていてもワクワクが止まらない。コロナ禍となり、ここ2年ほどは釣行したくてもできないことが多かったので、釣りができる喜びをひしひしと感じていた。
午前5時半、釣り人19人を乗せた船は片名港を出船した。ポイントの大山沖までは1時間強。そしてポイントに到着。前日作ったばかりの仕掛けを取り出し、船宿支給のアミエビをコマセカゴに詰め、同じく支給されたオキアミの尾をちぎってハリに刺し投入準備の完了。
尾崎船長より「タナは35m前後です。準備のできた人から始めてください。リールのカウンターではなくミチイトの色を見てやってください」とアナウンスが入り、開始となった。
タナ探り本命顔見せ
早速仕掛けを投入。まずは37mまで落とし、仕掛けがナジんだらサオをシャクってコマセを振り出す。少しずつタナを上げていくが反応はない。その後も同じように繰り返す。しかしアタリはない。左舷ではしばらく静かな状態が続く。探るタナを38~30mに広げてみても反応はない。
そこで尾崎船長に「右舷はどうですか?」と聞いてみると、「前の方では上がってますよ」とのこと。すると右隣の釣り人にイサキがヒット。タナは33mだったそうだ。私も33m付近を丁寧に探るがアタリはない。
再び船長に右舷はどんな感じかを聞いてみると、すでに9匹釣った人もいるそうだ。そこで潮はどのように流れているのか聞くと、右舷前に向かって流れているとのこと。
加えて「少しタナを下げてみてください」とアドバイスをもらったので、40mまで落としてから潮の流れに乗せるイメージで徐々に上げていく。すると38mでヒット。
ようやく本命の顔を拝めてホッとした。ハサミでエラを切ってイケスに入れる。肉厚で触っただけでも脂ノリの良さが分かるほどおいしそうだ。その後も急いで仕掛けを投入する。しかし後が続かない。しばらくすると左舷の前方で連続ヒットするようになった。私には小ダイがヒット。
コンスタントにヒット継続
その後は忘れたころにヒットするといった状態が続いた。時にはダブルも。それから1時間ほどしたころにゆっくりタナを上げていくと、35mでサオが大きく曲がった。この日一番のアタリだ。
アワセを入れて追い食いを狙い、ゆっくり巻いてみる。ゴンゴンゴンとサオ先がたたかれるので電動リールのスイッチをオン。5mほど巻き上げたところでふわっとサオ先が持ち上がった。オマツリだ。相手の巻くスピードに合わせて電動リールのスピードを速めるとプッツンとハリス切れ。残念!
その後はだんだんとサイズがダウンしてしまったものの、退屈することはなく楽しませてもらった。後半気がついたが、この日はサオを持ったまま誘い続けるよりも、いったん誘った後にサオをキーパーに預けておく方がヒットする確率が高かった。