春の陽気となった3月17日、和歌山北部を流れる弁天谷川でカワムツ釣りを楽しみました。タナゴタックル流用で小型ながら入れ食いとなった釣りの模様をリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター中辻久範)
河川にカワムツ湧く
私、釣行記にできるかできないかはさておき、雨さえ降らない限り週に3回どこかの河川に釣行しております。それを踏まえてなんですが、今年はちょっと異常です!紀北地方には、紀ノ川本流に流れ込む支流が数多くあるのですが、どの河川においてもカワムツがわいているんです。
春といえば、もう春なんでカワムツの活性が上がり出すことは不思議ではないんですが、3月中旬で仕掛けを投げて即ヒットすなわち「ワンキャストワンヒット」になる状態はなかなか珍しい年であります。
タナゴ仕掛けを流用
またそのうち書かせていただくかもしれませんが、私一応タナゴ釣りもかじっているんです。一時はタナゴ釣りにはまったため、その時に作成したタナゴ仕掛けが10巻ほど残っておりました。ここ最近釣れるカワムツの平均サイズが6cm前後と、ほとんどデキカワムツクラスのサイズばかりだったため、4号玉ウキでは捉えられきれないアタリをだいぶ逃しているのではと考察し、タナゴ仕掛けの流用を思い立ちました。
写真を参考にしていただきたいのですが、親ウキの下の極小シモリが微かなアタリを捉えてくれるんです。また、2号の金袖バリでは乗らない小さなサイズをタナゴバリは確実に掛けてくれます。
人によっては「そんな小さな魚釣って(掛けて)何が面白いの?」と思われる方もおられると思いますが、中辻のモットーは「今釣れる魚を確実に釣る」なんで、なりふり構わず今回の釣行はこの判断に至りました。
当日の状況
3月17日(木)、午前中の仕事を終わらせ、午後2時から和歌山県伊都郡かつらぎ町妙寺付近の弁天谷川に自転車を走らせました。労働系の仕事が終わったばかりの釣行だったから余計だと思うんですが、自転車をこいでいたら汗が出てきます。正直暑かった!日中気温19度あったんですからね。
マイポイントである水門堰堤下ポイントに到着したのは午後2時半でした。このポイントは川幅が3mほどと狭く、ポイントの上に障害物の木の枝が覆いかぶさっているため、サオは2mまでで十分です。
この日使用したタックルは、1.8mカーボン製タナゴザオにミチイト0.6号、雑魚ウキ(親ウキ)、極小シモリ、ガン玉8号ぐらいまでに千切った板おもり、ハリスどめ、チチワ状ハリス付タナゴバリで構成したタナゴ仕掛けに、エサはM社グルテン1と魚肉ソーセージを持って行きました。
早々に6cmカワムツ登場
ポイントをじっくり観察するまでもなく、上層部で魚が群れているのが一目でわかります。匂いで寄せるまでもなかったのかもしれませんが、ゆっくり座って釣りたかったのでグルテンを使用します。水深は2m弱あるんですが、ウキ下は1mと中層狙い。オモリを最小限とし、エサがユラユラと落ちていくようセッティングします。
思った通り仕掛けが馴染む前(エサが落ちていく間)に極小シモリが引っ張られます。とにかくちょっとでも変化が出たらアワすことですね。難なく6cmのカワムツゲット!