今週のヘラブナ推薦釣り場【茨城県・桜川】

今週のヘラブナ推薦釣り場【茨城県・桜川】

今回紹介する釣り場は、JR土浦駅から近く電車釣行も可能な霞ヶ浦に流れ込む一級河川・桜川。例年、3月上旬に本湖から地ベラが遡上し、尺半前後の大型が釣れるようになる。

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(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース山野正義)

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淡水の釣り ヘラブナ釣り

桜川の概況

桜前線とともに乗っ込み前線が北上する。冬場の冬眠状態から目覚めたらヘラが体力の回復のため、荒食いをする季節になった。平場ではヘラ釣りのビッグイベント・巣離れ~乗っ込みの季節になり、各地から大型の便りが届くようになった。

今週のヘラブナ推薦釣り場【茨城県・桜川】概況図(作図:週刊へらニュース山野正義)

霞ヶ浦育ちの地ベラは美形の養殖ベラと比べ、いかつい魚体をした個体が多い。霞ヶ浦のヘラは優雅に育っているためか魚体に品があり、ヒレピンベラは惚れ惚れするほどきれいだ。

巣離れ~乗っ込み時の釣り場と言うと湿地帯などでヤッカラ狙いの印象が強く、長靴や藻刈りガマなどが必要になる。JR土浦駅近くを流れる桜川の北側は、オール護岸で足場がいい。そのため手軽に大型が狙える。

今週のヘラブナ推薦釣り場【茨城県・桜川】護岸されていて足場がいい(提供:週刊へらニュース山野正義)

電車釣行が可能だが、車で行く際にも駅から桜川の間に一日1000円以下の有料駐車場が点在している。

ポイント

土浦駅近くを流れる桜川に架かるJRの鉄橋から、上流にあるリバーサイドホテルえびすや対岸の北岸がポイント。水深は櫻川橋の下で約3m前後あり、橋の上・下流に行くに従い、緩やかに浅くなっていく。現在の狙いめは水深が1.5m前後のポイント。

今週のヘラブナ推薦釣り場【茨城県・桜川】櫻川橋上流(提供:週刊へらニュース山野正義)

櫻川橋の上流エリアでは、橋からえびすやホテル対岸付近まで。下流はJRの鉄橋の約50m上流からダイアパレス土浦の対岸付近まで。このエリアは土浦駅から近いので電車釣行にもお勧め。

今週のヘラブナ推薦釣り場【茨城県・桜川】ダイアパレス対岸の様子(提供:週刊へらニュース山野正義)

また、雨などの増水で濁りが出た時は南岸のダイアパレス土浦側からJRの橋脚寄りの浅場で好釣果が上がる時がある。こちら側に入る場合、駐車場がないので北側のパーキングを利用するため、台車があると便利。

釣り方とエサ

緩やかに流れているので、オモリ0.5~1.5号を使い分けたドボンで狙う。外・中通しは、どちらでもOK。

道糸1.25~1.5号、ハリス0.6~0.8号上30~40cm下40~50cm、ハリは軸の太いプロスト6~7号を使う。ウキは通常の流れならば底釣り用で全長40~50cmでPCムクもしくはパイプトップ。流れが強い時はカンザシウキが効果的。

竿はポイントや季節で変わる。魚が岸寄りに着いている時は13尺前後でも釣れるが、確実に釣果を上げるのであれば18~21尺を使用したほうがいい。

ドボン釣りの場合、刻みアタリや食い上げなど比較的大きなアタリで釣れる印象が強い。確かにそのアタリが出れば高確率でヒットするが、それだけを待っていてはそれなりの釣果しか上がらない。

今週のヘラブナ推薦釣り場【茨城県・桜川】タックル図(作図:週刊へらニュース山野正義)

桜川の場合、底の形状が悪いのかは定かではないが、食いアタリが小さいのが特徴。そのため消し込むようなアタリだけを待っていては釣果が上がらない。モヤッとトップが僅かにシモるようなアタリでもヒットする場合が多いので、ウキに変化があれば積極的にアワせていくことが好釣果に繋がる。

エサは、基本的には両グルテン。へらグルテンLL100cc+水85~90ccで作る。じっくり待つ時は、アルファ21を100cc+水120~130cc。

バラケを使用する場合は、ダンゴの底釣り芯華100cc+水50ccで作る。アメリカナマズやマブナなどが多い時は、バラケを使わず両グルテンで通す。

<週刊へらニュース山野正義/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
桜川
この記事は『週刊へらニュース』2022年3月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。