厳冬期に入り釣果はもちろんのこと、釣りをする状況も過酷なことが多い。さらには先行きの見えない感染症拡大状況。必然的に釣り場から足が遠ざかってしまうアングラーも多いのではないだろうか。今回は、自宅でできる釣果アップトレーニング法について紹介してみたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
理論と実践
あるアニメの劇中にこんなセリフがある。『天性の才能に理論が加われば無敵だ……』
釣りに才能があるかどうかは不明だが、釣りが好きなら元々持っている魚を釣る才能は誰にでもあるはずだ。そこに理論が加われば、無敵とは言わないが、少なくとも今より魚は釣れるようになるはずだと筆者は信じている。
例えば、バチ抜け1つ取ってもシーバス釣りは奥が深い。バチ抜けの性質、潮、風、場所、ルアー選択など、どれか1つでも噛み合わなければ、満足行く釣果は上げられない。
これは何もルアーフィッシングだけのことではない。エサのハゼ釣りだって、エサや仕掛け、釣り方だって場所によって変わるはずだ。やはりそこには深い理論があり、それを持ち合わせる釣り人こそ誰よりもハゼを釣り上げる。
魚を釣る嗅覚はあっても、釣りの理論や知識はやっぱり必要だ。それらを身に着けてレベルアップして行き、今より魚が釣れるようにななれば理論と実践がダイレクトに繋がるのを実感出来るはずだ。そうなれば、釣りの新たな楽しさを発見することにも繋がる。
今こそ理論を構築しよう
また不思議なことに、人は好きなことを勉強するのは苦にならない。分厚いビジネス書や参考書を読む勉強は筆者も苦手だが、不思議と釣りの分厚い本を読むのは好きだ。それでも活字が苦手なら、今は動画やDVDがある。釣りの教科書的なツールは溢れていると言っていい。
もちろん、理論だけでなく実践(釣りに行くこと)も重要だが、冬場はどうしても腰が重いアングラーも多いのではないかと思う。ましてやコロナ渦では尚更ではないだろうか?そんな時こそ理論を学ぶ絶好の時だ。
仕事終わりのまったりした時間、休日の雪や雨の時、奥さんに叱られてとても釣りに行けない時、書籍やDVDをじっくり鑑賞して、釣りの理論を構築してはどうだろうか。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>