釣り業界のスーパースターともいえるのが、デカアジだ。今回の投稿では、筆者が集めてきたデカアジにまつわるよもやま話交えて、釣り人はなぜ「デカアジ」に魅せられるのかを、独断と偏見で綴ってみたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)
大阪湾のデカアジの種類
釣り人はなぜ「デカアジ」に魅せられるのか?その答えは、視覚面・釣趣・食味と全ての面で満足度の高い、言わば釣魚の優等生だからだろう。
この答えにたどり着くまでに、ここまでデカアジにまつわるよもやま話を綴ってきたが、最後に私のホームグラウンドの大阪湾で、少し気になった傾向をこぼれ話として添えてみたい。
大阪湾の岸壁や防波堤で釣れていたサイズのいいアジは、2017年ごろを境に、マルアジからマアジにかわったようだ。2017年ごろまでは、秋にウキサビキで尺アジ級のマルアジが釣れていて、私の感覚では専ら大アジと呼ばれていたようだ。
しかし以降、マルアジは見かけなくなり、かわりに25cm級混じりで良型のマアジが秋以外でも釣れるようになった。アジングの広まりも相まって、その呼び方も今やデカアジが主流になっている。大阪湾で、デカアジの種類がかわった?ということだろうか。
味に外れ無しのデカアジ(マアジ)は勿論大歓迎だが、ひと昔前に多くの釣り人の目と舌を喜ばせた、さっぱりした味わいの大アジ(マルアジ)の群れも、いつの日か戻って来てくれないだろうかと願っている。
<伴野慶幸/TSURINEWSライター>