宮古島で沖縄三大高級魚『アカマチ』爆釣 ヒットエサに偏りあり?

宮古島で沖縄三大高級魚『アカマチ』爆釣 ヒットエサに偏りあり?

珊瑚礁に浮かぶ宮古島、緊急事態も明け観光客はかなり戻ってきて街も活気が出てきている。今回は友人漁師のお手伝いに遠征した沖縄三大高級魚の一つであるアカマチ釣りをご紹介しよう。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター前島宣秀)

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前島宣秀

年間釣行80日、北海道から沖縄まで食べたい魚は自分で釣り歩く、ダイワ大好き釣りバカオヤジです。

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沖縄三大高級魚

『アカマチ』は癖のない白身の魚で高級料理店を中心に扱われており、全国的にはハマダイと呼ばれるフエダイの仲間で、宮古島では深海のルビーとも言われている。

宮古島で沖縄三大高級魚『アカマチ』爆釣 ヒットエサに偏りあり?沖縄三大高級魚のひとつ「アカマチ」(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)

その他、ベラの仲間であるシロクラベラは『マクブ』と呼ばれ比較的浅い岩礁碓で釣れる白身の魚、そして全国的にも有名なハタの仲間であるスジアラは『アカジンミーバイ』の3魚種が「沖縄三大高級魚」と呼ばれている。

食べ方として刺身はもちろんの事だが、私はマース煮と呼ばれる泡盛とマース(塩)だけで煮た素朴な味わいの煮つけが至福の時を与えてくれる。マクブ釣りは行った事は無いが、アカジンミーバイはサンゴ礁の上でジギング、大好物のオジサンの泳がせ釣りで大物も狙える。

アカマチ釣りのタックル&仕掛け

竿はマッドバイパー深海H195、リールもシーボーグ1200MJに10号900mを巻いての釣行とした。推奨では8号800mではあるが、PEラインを水に浸しておき、リールに水を含んだ布をかけ、高温リミッターに何度か阻まれながらにはなるが巻くことは出来る。

仕掛けは、共にナイロンラインでハリス30号を1m、幹糸は50号2.5m、太軸23号ムツバリの5本、オモリは潮にもよるが600号。

宮古島で沖縄三大高級魚『アカマチ』爆釣 ヒットエサに偏りあり?タックル&仕掛け(提供:TSURINEWSライター前島宣秀)

そして直結で写真のキーパー横に写っている青いプラスチック製コマセカゴを、改造して付ける。改造といってもぶつ切りのコマセが出るように穴を広げ、直結に耐えられるように中に通すナイロンラインを60号、両端のスイベルを大型のベアリングタイプにしただけだ。前回同行した際に写真を撮って今回自作した。私は良いものは取り入れる主義なのだ。

つけエサの考察

漁師によれば、アカマチ釣りにはシビとかメジなどと言われている漁で捕れた小型のキハダマグロのぶつ切りが良いという。身は薄切りではなく、三枚おろしにしてエサのサイズに切り分けただけで、さすがに長年の実績からか漁師は安定した釣果が得られており、鉄板のエサの様だ。

一方、筆者は持参したキンメ用に加工したサバ、カツオのハラモ、アナゴ、イカを使った。漁師は筆者のエサに対して、サバは食う、イカは食わない、その他は知らないとのことであったが、やはりサバはメジと同じくらいの釣果は得られたが、交互に付けてもサバのみで、その他のエサには見向きもくれず、ダブルのアカマチもサバのみでその他のエサを避けて釣れていた。

脂分が少ないエサが吉?

大変面白い結果として、サバでも腹側の脂が多い部分は避けていることが釣行からわかった。南国の脂分が少ない魚にはサバの白い部分やカツオのハラモはお口に召さないようだ。

また漁師からイカについて、付けエサでは食わないが、アカマチのフンがイカ墨で黒い時があり、お腹からイカが出てくることもあるということで、食していることは理解しているが、何故付けエサに食わないのかはわからないようだ。

シビ、サバのぶつ切りが勝者となったが、初物は口にしないのかご当地にいないものは食わない結果であったようで、今後の参考としたい。

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