三陸の海を代表する魚として馴染み深い魚がマダラです。タラチリなど、鍋の食材としても有名で、これから冬にかけて旬を迎えます。今回はこのマダラジギングのシーズンについて紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター堀籠賢志)
三陸マダラジギングのシーズン
年中、釣ることができるのがマダラですが、ジギングで狙うなら、やはり白子入りの可能性が高くなる晩秋~冬のシーズンと、産卵後の荒食いの早春がオススメです。
晩秋~冬シーズン
晩秋、冬に狙うエリアは、沖の水深200~300m程度。産卵に向けて積極的にエサを食べる時期ですが、お腹の白子や卵巣が大きくなるにしたがって、食い渋ることもあります。エサ釣りでも食わないマダラには、ジグでのリアクションの釣りが効果的なこともあります。
早春シーズン
マダラは産卵に向けて徐々に浅場に移動してきます。100m程度の水深エリアで産卵し、その後は体力が回復するまで、エサの豊富な沿岸部に留まります。1~3月辺りまで、マダラジギングで狙う水深は50~150m程度とかなり浅くなります。
よりライトなタックルで狙えますし、お腹を空かせたマダラは食いもよく、楽しめます。産卵は段階的に進行するために、まだ、白子を抱えたオスのマダラに巡り会うこともあります。
大型マダラをライトタックルで狙えるうえに、魚の活性も高くスローピッチジャークの入門には最適のシーズンです。
<堀籠賢志/TSURINEWSライター>