磯は魅力いっぱいのフィールドですが、危険もいっぱい潜んでいます。今回は磯場での釣りを楽しむために必要な装備などについて紹介していこうと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター齋藤大)
熱中症&日焼け対策
丸一日アップダウンの激しい磯をランガンしていると、非常に疲労が溜まります。私の場合は多い時には1日で10km以上歩くので、いくら慣れていたり日頃運動をしていたとしても、疲労感はかなりあります。疲れが溜まると判断力の低下が起き、それが怪我や事故に繋がってしまいます。釣りを楽しむためにも、疲労を軽減する努力を怠らないようにしましょう。
熱中症対策
夏の暑い日でも冬の寒い日でもウェアを着込んで長い距離、険しい道を歩くとかなり汗をかきます。脱水症状にならないためにもこまめな水分と塩分の補給はシーズンを問わず欠かさず行うようにしましょう。また風邪を引かないためにも汗を拭くタオルも持ち歩き、汗を拭くようにもしましょう。
日焼け対策
これは磯に限った話ではありませんが、水辺にいると太陽の照り返しを強く受けます。肌を焼かないことはもちろんですが、日光に長時間晒されていると疲労も溜まるので、それを防ぐ意味でもサングラスの着用と日焼け止めの使用を推奨します。
サングラスをすることは、眩しさを防ぐだけでなく水中の起伏を確認したり目を保護することにも繋がります。
日焼け止めに関しては、SPF(Sun Protection Factor)が高いものをオススメします。「別に肌に気を使ってるわけじゃないし。」と思う方も多いと思いますが、釣行翌日の疲労度がこれ一つでかなりかわります。ぜひ騙されたと思って使用してみていただきたいですし、結果的に将来のシミ対策にもなると思うので一石二鳥です。
常に恐怖心を持とう
どんなに装備を完璧にしても、どんなに通い慣れたフィールドでも相手は自然です。”絶対”はありません。有名なポイントになれば誰かが親切でかけたロープなどもよく目にしますが、いつどこの誰がかけたかも分からないロープに全体重をかけるのはリスキーです。
磯場でも、「ここは岩が濡れてないから、波はここまでこないだろう。」と高を括っていると突然大きな波が来ることもよくあります。自然の中では、常に最悪のシナリオを頭の片隅に置きながら行動しましょう。少しでも、自分の第6感が、「なんか危ないカモ…。」と感じたら、踏みとどまる勇気も時には必要です。
安全な装備と正しい知識、そして、常に恐怖心を抱くこと、これが大切です。これから東北では秋冬のハイシーズンが始まりますが、皆さんも”安全第一”で楽しみましょう。
<齋藤大/TSURINEWSライター>