三重県津市に位置する阿漕浦海岸のキスの様子を見に出かけてきた。今回の釣行では遠投よりも横方向に移動して探ることで数がのび、良型交じりの89匹の釣果となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)
最終釣果は89匹
調子良くキスを釣っていたが、時間の経過とともに潮が落ちてくるとアタリが少し遠のいた。そうなると、やはり少しだけ遠投が必要か。6色半近辺まで遠投すると、多少数は減ったが時々良型も交じって釣れ続いた。
時間が経過して太陽が昇ってくると暑さが厳しくなってきた。持参した日傘を利用してキスを追加していたが、午前10時を少し回ったところで納竿した。釣果は20.5cmを頭に89匹だった。
7月後半から良型がかなり交じるようになった気がする。産卵期に入っているため痩せているキスもいるが、良型が増えたことはうれしい。
攻略のキモは「横方向」移動
今回釣行した感じでは、気温が高くなり海水温も上がってはいるが、海中の酸素濃度は極端に低くなっている様子はなく、キスの活性は高い状態を保っている。アタリが出る距離は5色前後が多く、潮が落ちてくると若干遠くでよくアタるようになる程度だった。
魚影は濃いようだが、群れ自体は極端に大きくないため、エサに群がるような連続したアタリは出ないし、同じ場所を攻め続けるとアタリは遠のく。だが、砂浜を横に移動してキャストするとアタリは増えるので、足を使った方が分はいいようだ。この時期キスは縦方向へ移動するより、エサを求めて岸寄りを横に移動することが多いので、遠投よりも横方向に移動して探ることがいい釣果に結びつくと思う。
釣行する人は、コロナ対策をしっかりと行い、厳しい暑さになってきたので熱中症対策も準備しよう。小さな日傘を持って行くのも有効だ。日陰のない砂浜なので、暑さには十分注意して無理のない釣行を。
砂浜で遊ぶ人が増えているので、事故のないように安全には十分配慮しよう。砂浜をきれいにするために、ゴミの持ち帰りは忘れないように。
<週刊つりニュース中部版APC・横山准司/TSURINEWS編>
阿漕浦海岸