東京都江東区にある木場親水公園へハゼ釣りに出かけた。ここでは、木場親水公園でのハゼ釣りのポイント、そしてタックルに釣り方を解説するので参考にしてほしい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)
木場親水公園へのアクセス
木場親水公園は江東区木場から白河町へ向って伸びた運河の跡地に作られた人工河川。
水は近くの運河からポンプでくみ上げられ、平均水深は約50cm、砂泥質に苔が生えた川底。安全かつ奇麗に整備された公園なので、子ども連れも安心。
足元から平均水面までの高さが数十cmと低いために釣りやすく、交通の便がいい。そのため場荒れが早いのは否めない。
永代通りの木場交差点からハローワークを目指して進むと、すぐ道路脇に親水公園が連なる。電車なら東京メトロ東西線木場駅から徒歩約3分。車なら周辺に複数あるコインパーキングが便利。
釣りエサを売っている店は近くにないが、同地下鉄で1駅手前の門前仲町駅付近にタックルベリー(営業11時~21時)が、1駅先の東陽町に上州屋(24時間営業)がある。
ハゼ釣りタックル
木場親水公園で使いやすい、ハゼ狙いのタックルをご紹介する。
竿
「ハゼ」と銘打たれた物以外で今回のポイントに適するのは、全長3~4.5mで0.5~1号のオモリを下げられ、穂先から1mくらいまで適度に曲がる渓流用やヘラブナ用。
仕掛け
ミャク釣り(小さなオモリ1個で底を探る釣り)、ウキ釣りともに中通しオモリを使う。ハゼがエサをくわえた際、オモリの抵抗を与えないほうが食い込みはいい。オモリから下はスイベル付き自動ハリス止めを接続。ハリスの長さは15cm程度。ハリの大きさは、ハゼの大きさを考慮する。ハゼバリなら4~8号(お盆過ぎの深川周辺なら5~6号が適当)を選択すればいいだろう。私が愛用しているのは図のようなシモリウキ仕掛けで、特にナツメ型中通しオモリを海底にはわせて釣るシモリ釣りが釣果に結びついている。
エサ
ゴカイなら1匹掛けでいい。青イソメは長いので、ハリの大きさに合せて3~5cmにカット。ハリに通し刺し、ハリ先をエサの中ほどから横に出す。タラシを1~3cmにして使うのが秋のハゼ釣りの基本だ。
木場親水公園でのハゼ釣り方
この魚は海底に伏せるようにしてエサを探して移動しているので、エサが海底から離れないようにして釣るのが基本。
魚が多い場所では仕掛けを投入してオモリが海底に着くと同時にアタリがでる。個体が少ない時期になるとポイントを探って釣り歩く。
親水公園は魚の溜まり場がかたよることが多いので、よく探って歩くことが大切。
公園内の小川(堀)には付近の河川から汽水がポンプでくみ上げられる。河川の水が雨水を多く含んでいる場合などには、ある一定量以上の水がくみ上げられると食いが止まることもあるが、その逆もある。
夏はアタリが明瞭に出ることが多いので小さめのエサを使っている時は即アワセ、秋から冬に向って大きめのエサを使っている時ならばサオ先が引き込まれるくらいまで待ってから聞きアワせて掛ける。
※編集部注…同親水公園には一部に釣り禁止区があります
<週刊つりニュース関東版APC・木津光永/TSURINEWS編>
木場親水公園