兵庫県の西部を流れる揖保川の上流、引原川でアユのトモ釣りを楽しんだ。開始早々から好調に釣れた当日の釣りを、揖保川の現況と今後を踏まえ紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター森雨魚)
引原川でアユトモ釣り
7月30日(金)、上流域の若アユを狙って、兵庫県の揖保川水系・引原川に釣行してきた。
このフィールドは、水高・水温低下のコケのついていない白川状態だったが、7月中旬から上流のダムの放水や田んぼの水取りが影響して水量・水温ともに安定してきているため期待ができそうだ。
早々に追星くっきりの18cm
早速、一宮町のオトリ「蕾」で入手した17cmサイズの元気オトリをすっかりマイポイントとなった堰堤下の瀬脇から送り込むと、一気に目印が下流に走り。のっけからナイスヒットのスタートとなった。
しっかり背掛かりした18cmサイズの野アユは、体色もかわり追星もしっかりと確認できる。やはりナワバリりをしっかりと持ち始めているようだ。3匹ほど取り込み20mほど下流のチャラ瀬ポイントヘと移動。
W蝶バリで逆上げし連発
オレンジ色がかった荒石が多いこのエリアのチャラ瀬を攻めるには、3本イカリでは気を緩めるとすぐに根掛かりしてしまうリスクがある。そこで自作のW蝶バリで逆上げしてみることにした。
時折、オバセを掛けて上流へと上らせると、水中で「ギラリ!」と、鈍い光を放ちヒットが続く。今日は、これが正解?なかには、一気に上流に目印が飛ぶアタリも出た。
オトリの泳ぎを妨げないようにサオ角度を固定しゆっくりと引き上げる「引き釣り」とは異なり、オトリ任せの「逆上げ釣り」は、オトリを安定させるためにスタンスを小刻みに取ってオトリと一体化することが大切だと感じたショート・タイムの釣りだった。
揖保川の状況と今後
上流部の引原川は、第3次放流がすでに終了し、3ケタの好釣果も出ているようである。しばしば、群れアユに突入することもあるだろうが、上流部の「揖保川のアユ始動・復活」は間違いない。
また、揖保川本流域では、24~26cmのファイター・アユが掛かりはじめている。今後も8月の最盛期に向かってアユ釣りを十分に楽しむことができるだろう。またの釣行が楽しみである。
<森雨魚/TSURINEWSライター>
引原川