釣りというジャンルの中で、ひときわ異彩を放つ釣り「アユの友釣り」。
道具も多く、ちょっと複雑なんですよね。
そんなアユ釣りをこれから始めてみよう!という方のために、手持ちの道具が何もない場合、全部買い揃えたらいくらくらいかかるのか?をネット通販で最安値を探ってみました。
さすがに値段は日々変動しますので、参考程度に見て欲しいのですが、どれくらいお金がかかる、という目安があったほうが始めやすいですからね。それではさっそく見てみましょう!
目次
まずこれがなきゃ始まらない「アユ竿」
<引用ページ:Amazon>
川の大きさによって短い竿でも大丈夫な場合もありますが、一般的にある程度の規模の川でアユ釣りをする場合には、9mの竿があった方が色々と対応できて便利です。
アユ釣りは他の釣りと違い、竿の流用が難しいです。
ギリギリ渓流の本流竿でも釣りにならないことはありませんが、強い流れを受けて最悪折れることもありますので、やはり専用のアユ竿を用意した方がいいでしょう。
お値段はざっくり45,000円。
これでも目が飛び出るお値段なのですが、30万円40万円するようなアユ竿も存在します。
初心者の内は取扱いも雑になりがちなので、リーズナブルなエントリーモデルのアユ竿で十分です。
アユ釣りはウェット素材のタイツで「アユタイツ」
<引用ページ:Amazon>
アユ釣りでは水中に立ち込むため、ウェット素材で濡れても大丈夫なウェアを着ます。
タイツ部分と足元部分に分かれており、タイツの値段はおよそ8,000円前後でした。
ウェーダーと呼ばれる長靴では、水の中に立ち込むことがあるアユ釣りでは不向きです。
ウェーダーの場合、滑って転んだりして流されると、溜まった空気で足が浮いて大事故につながることも。
そのため動きやすく、水の中に入っても自由が効くウェット素材のタイツを使うんですね。
フェルト底の足袋で滑りやすい足元対策を「アユ足袋」
<引用ページ:Amazon>
アユタイツは足首が露出していますので、別途タビを購入する必要があります。
素材はタイツと同じくウェット素材で、フェルト底になっています。
「先割れ」と言われる、親指部分が分かれているタイプもありますので、そちらのタイプを購入する場合は5本指ソックスなどを履くようにしましょう。
アユ足袋のお値段は5,000円ちょっとといったところです。
オトリを生かしておく「オトリ缶+ブクブク」
<引用ページ:Amazon>
オトリ屋で親アユを購入すると、それを釣り場まで生かしたまま持っていかなければなりません。
そのため必要になるのがオトリ缶と呼ばれるものと、酸素を送り込むブクブク。
多くのオトリ缶ではブクブクをセットするところが付いています。
そしてそのまま川に沈めても、流れが抜けるような設計になっていますのでオトリをいつまでも元気に入れておくことができるんですね。
オトリ缶の値段はどれもあまり大差なく、およそ10,000円程度が相場でした。
そしてオトリ缶につけるブクブクは「エアーポンプ」という商品で検索するとたくさんヒットします。
値段はピンキリなのですが最も安いもので1,000円くらいになります。
釣れたアユを生かしておくために必須「曳き舟」
<引用ページ:Amazon>
釣りの最中、腰にくっつけておいて、釣れたアユを入れておくためのものです。
「舟」と呼ばれます。オトリ屋から釣り場まで近いとき、オトリ缶を使わずにこの舟のみで持っていく人もいます。
ただ水の量が少なくてオトリが弱りやすくなりますので長距離の移動には不向きです。
循環の釣りともいわれるアユの友釣りは、アユが釣れたら今までオトリに使っていたアユは舟へ。そして釣れたアユをオトリとして使っていきます。
なので移動には少し邪魔になることもありますが、舟は必須です。
お値段は安いもので6,000円くらいで購入できます。
親アユを交換するためにこれがないと始まらない「アユタモ」
<引用ページ:Amazon>
アユ釣りはオトリの交換などにタモを使って交換しますので、タモもある程度余裕のある大きさで作られています。
モノによって値段が大きく違いますし、芸術品のような木製のタモも存在します。
まずはタモの中でオトリが交換できるサイズであれば、とりあえずは大丈夫。安いタモなら2,000円前後で購入することができますよ。
もうちょっとお金を出してもいいのならば、柄の角度を調整することができたり、キャッチしたときに糸を傷めにくい構造のタモをチョイスすると使い勝手が向上します。
正直これがないと不便すぎる「ベルト」
<引用ページ:Amazon>
アユ釣り用の機能ベルトも販売されていますが、正直こちらのベルトで十分。
柔らかい素材のものよりは、硬めのシャキッとしたナイロン素材のベルトが使いやすいですね。
一般に「ガチャベルト」と呼ばれるものですが、1,000円も出せば十分でしょう。
「見た目」を気にするなら釣具メーカーから販売されているベルトを。
タモや舟をこのベルトにつけることになりますので、意外にもベルトは必須アイテムなんです。
アユ釣りの小物を入れて持ち歩く「釣り用ベスト」
<引用ページ:Amazon>
アユ釣りは針や糸など、交換用の仕掛けをベストに入れて持ち歩きます。
小物がどうしても増える傾向にありますので、それらを全部ポケットに入れて持ち歩けるベストはあったほうが良いですね。
また水に立ち込んでも濡れにくいように丈が短めになっているのも特徴の1つです。
お値段は7,000円程度です。
非常に高機能でかっこいいアユ用のベストもあるんですが、20,000円を超えるようなアイテムも……。
アユ釣りの消耗品は必ず複数用意すること「仕掛け類」
<引用ページ:Amazon>
仕掛け類ですが、最初はたくさん予備があった方がよいので、ここに列挙していきます。
・完全仕掛け
・張替え仕掛け
・ハナカン仕掛け
・ハリ
です。
まずアユ釣りのパーツは天井糸、水中糸、ハナカン仕掛け、ハリに分かれます。
完全仕掛けはハリを除く全てがセットになったもので、800円前後。
張替え仕掛けは水中糸とハナカン仕掛けがセットになったもので、1セット700円前後。
ハナカン仕掛けは1つ200円前後のものがあります。
トラブルを考えて完全仕掛けを2本。
張替え仕掛けを3本。
ハナカン仕掛けはお得用の6個パックを1つ。
そして針は、イカリ針が1つ100円程度で複数セットになっているものがありますので、それを用意しましょう。
20組くらいが1セットになったものがあれば釣行2~3回分くらいは賄うことができます。
これらの仕掛けを全て揃えると意外と高くつくんですが、7,000円程度を見込んでおきましょう。
なくてもいいけどあった方がいいアイテム達
たまに半袖の方も見かけますが、アユ釣りは長袖をチョイスしたほうがいいです。
というのも、直射日光を1日浴びることになりますし、虫や植物から体を守るためにも半袖はあまり推奨しません。
そして帽子とサングラスはほとんどの方が着用しています。
帽子は長袖と同じく、頭を不意の怪我などから守るためになんでもいいので用意しておきましょう。
壊れてしまった仕掛けを帽子に引っ掛けておく、なんて使い方をしている方も見かけますね。
そしてアイウェア。川底の石を見ることが多くなりますので、そうした場面で威力を発揮するのが偏光サングラスです。
川の中を歩くことも多いので準備できればした方がよさそうです。
魚を持ち帰るのにクーラーボックスに氷を入れて釣行しよう
魚が釣れたとき、魚を持ち帰るのに必要なクーラーボックスは必ず持参しましょう。
弁当や飲み物を入れておくのにも役立ちます。
釣れたアユはキンキンに冷えた氷水に漬けて持ち帰ります。
そのため保冷剤では少し冷えが弱いので、ペットボトルなどに水を入れて凍らせて持っていくようにしましょう。
真夏はかなりの気温になりますので、2リットルのペットボトルを凍らせたものを2本くらい用意できればベストです。
これらの道具を揃えたら、いよいよ釣りの準備が完了です。
こう思うとアユ釣りにかかる初期投資って結構大きな金額になるんですよね。
ザッと合計してみると大体10万円くらいかかる計算に……、
この中で大きな比率を占めるのがアユ竿ですよねぇ。
アユ釣りを長年やっている、という人は案外アユ竿を何本も持っている、という方が多いものです。
全て新品を購入しようとするとなかなかの金額ですが、最初は借りられるものは借りて行けばもっと初期投資を抑えることができるかもしれませんね。
手持ちの道具と相談して、アユ釣りを始めるのに実際どれくらいの金額がかかるのか、洗い直してみてはいかがでしょうか?
“アユの友釣りを始めるのにいくらかかる?ネット通販で最安値を探ってみた” への2件の返信
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