5月の大型連休が終わり、奥日光に山菜採りのシーズンがやってきました。山菜採り初心者の友人を手ほどきしながらの一日をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
山菜の見分け方と採り方を解説
簡単にではありますが、奥日光で採れる山菜の見分け方と採り方を写真を用いて解説します。
ウド
ウドは一見、これといった特徴があまりなく見つけづらいのですが、茎に白い毛のようなものが生えているのと、根本がやや紫がかっている事で見分けがつきます。またウドは独特の香りがするので、この香りで確認ができます。
丈はあまり大きいものは硬いので食用には不向き。30cm以内のものが軟らかくておいしいです。土の中に隠れている白い茎が特においしいので、根本スレスレを鋸鎌などでカットするといいです。
タラ(タラの芽)
5m前後の比較的低い木で、小さな棘あり。そのため枝をつかむ際は軍手必須。探す時の目線は平行から上の目線になります。
新芽は5cm前後が食べごろサイズで、採る際は1本の木から3割程度にしておかないと翌年枯れてしまうので注意。
ハリギリ
ハリギリは、奥日光ではタラよりもレアな山菜で、木はタラより大きく、10m以上に成長するとのこと。大きな棘がついていて危険なので、軍手着用でも枝はつかまない方がいいです。
新芽はタラより一回り大きく、紫がかっているのですぐに判別が可能。タラ同様、資源保護のために新芽を採る際は1つの木から3割程度にしておきましょう。
コゴミ(クサソテツ)
コゴミはシダの仲間独特の見た目で、1か所から4~6本程度の芽が顔を出しています。丸まっている若葉が食べごろサイズ。
枯れてしまわないよう、1か所(4~6本のまとまり)からは半分程度採るようにしましょう。
ワラビ
根本が褐色で独特の見た目。初心者でも判別しやすい山菜の1つです。群生していることが多いので、単独で見つけることはほぼありません。根元をプツンと折るようにすると簡単に採れます。