【和歌山2021】年末年始の『寒グレ』フカセ釣りオススメ磯5選

【和歌山2021】年末年始の『寒グレ』フカセ釣りオススメ磯5選

年末年始は寒グレの好シーズン。休みを利用して思う存分、楽しいグレ釣りを満喫できるよう、今回はこの時期にオススメな和歌山の磯を紹介。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・兵頭良弘)

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兵頭良弘

大阪府交野市在住。磯、波止、船釣りなど、ほぼオールジャンルで釣りを楽しんでいる。古くから親しんできた磯のグレのほか、波止チヌフカセや船釣りにもシフトしている。

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海釣り 磯釣り

南紀の寒グレ釣り場

12月に入り日中の気温も15℃以下まで下がり、季節は晩秋から初冬へと移りかわった。この季節に釣れるグレを寒グレと呼び、釣って面白く、食して美味しい、最高のグレ釣りシーズンを迎える。しかし、これからの季節は海水温の上下動も激しく、グレの就餌活動にも何らかの影響が出て、時として食い渋りが予想される。

そんな状況化でも磯からのフカセ釣りで良型の寒グレがコンスタントに狙える好釣り場5選を紹介したい。

まず今回、オススメの釣り場を挙げる要因として少し説明しておこう。1つ目は同時期における過去の実績、2つ目は北寄りの季節風に強い磯場であること、3つ目は水深があって沈み根や海溝が入り組んだ複雑な地形をしていること。これら3つの前提条件にあてはまる磯場をチョイスして紹介したい。

1. 串本大島・須江地区

本州最南端、潮岬の東側に位置する串本大島の須江エリアは通夜島(つやじま)周りを中心に、広大な磯場を有している。まさに紀伊半島屈指のグレ釣り場と言っても過言ではない。黒潮がまともにぶち当たる地形は、どの磯もグレの魚影が抜群に濃く、湾内磯、沖磯とも35~45cmクラスの良型グレが高確率で狙える。

【和歌山2021】年末年始の『寒グレ』フカセ釣りオススメ磯5選良型グレが本番を迎える(提供:WEBライター・兵頭良弘)

釣れる魚はグレの他にもマダイやイサギ、最近ではショアジギングで大型のメジロやブリ、ヒラスズキなどをターゲットに訪れるルアーマンも多く、アジを泳がせたヤエン釣法では、これから1kg級のアオリイカも期待できる。

代表的な磯群

須江の代表的な磯としては沖磯のホンタライ、カネカケ、瀬島、ホーラクなどの実績場に加え、湾内磯ではムシクイ、ニギリメシ、スベリ、ホアジロなど、沖磯に引けを取らない好釣り場が数多く立ち並んでいる。

これからの季節風には滅法強く、よほどのことがない限り磯に上がることができるので、年末年始の狙い場としては最高の磯場と言えるだろう。釣り方は特にかわったものでなく、エサ取りの活性や潮の動きに合わせて小まめにタナを調整し、磯際、沖の潮目、ヨレなど、グレが潜んでいそうなポイントを推理して攻めていけば良いが、仕掛けはできるだけ軽めのものを使う方が食い気が上がる。

▼この渡船について
しょらさん渡船
出船場所:和歌山県東牟婁郡串本町

2. 串本大島・樫野地区

串本大島の東側約半分ほどの広大な磯場を領域に持つ樫野の磯群。北東の波には弱いが、これからの季節風には滅法強い。釣り場は表磯と裏磯に分かれるが、地磯にも1級ポイントが多く、グループ単位で磯上がりできるのがありがたい。

実績に関しては言うまでもないが、1~3月の超厳寒期には50cmオーバーのグレが連日、顔を見せることもあり、グレの釣果では須江地区に負けず劣らずの結果を得られる。グレの他に釣れる魚としてはイサギやイガミの魚影が結構濃いが、底物では60cmオーバーのイシダイも数多く上がっている。

代表的な磯群

代表的な磯としては、大ガツオ、小ガツオ、平床、黒バナ、大サバ、小サバ、高平瀬、ウス島など、数え挙げればきりがないほどの好磯が立ち並んでいる。釣り方は須江地区同様、磯際、沖の潮目、潮のヨレなど変化のあるポイントを基本的な釣り方で攻めていけば良い。

▼この釣り船について
永田渡船
出船場所:和歌山県東牟婁郡串本町

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