開幕迎えた秋の風物詩『イイダコ釣り』で39匹手中【香川・中村屋】

開幕迎えた秋の風物詩『イイダコ釣り』で39匹手中【香川・中村屋】

8月30日、香川県の瀬戸大橋が架かるエリアに、開幕直後のイイダコ釣りに出かけた。調査のつもりだったが、39匹をゲットした釣行をレポートしよう。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・濱堀秀規)

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濱堀秀規

徳島県在住の濱堀秀規(ハマちゃん)と申します。「地球は僕らの遊び場さ」と磯釣りや船釣りで1年どこかの海を駆け回っています。得意技はフラれる事、特にお魚に。釣り記事以外にも、徳島の農産物と食を題材に「浜ちゃんのうまいモノ絵日記」と題したコラムを10年以上毎月連載中。マルキユーフィールドスタッフ。1級小型船舶操縦士。

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名前の由来とおいしい食べ方

ちなみに、和名の「イイダコ」の由来は、胴の内部にぎっしり詰まった卵が飯粒のようで、食べても、その卵の食感が、まるでご飯のようだからと言われている。卵が詰まる時期は寒くなってからなので、8~9月はまだまだ「イイ」はできていない。

イイダコのおいしい食べ方を紹介しよう。それは、ゆでたウズラの卵を、イイダコの墨袋や内臓を取った部分に埋め込むのである。これをおでんにすると、なんと旨い。ひと手間かかるが、おやつや酒のあてに最高である。おためしあれ。

開幕迎えた秋の風物詩『イイダコ釣り』で39匹手中【香川・中村屋】内臓を取って海水で洗えば下処理完了(提供:WEBライター・濱堀秀規)

今後の展望

イイダコ釣りは、毎年秋祭りのある9月中ごろから10月が最盛期である。12月ごろまでは釣れるが、水温が下がってくると釣果は下火になる。しかし、個体は大きくなり、数は少ないが重量は多いなんてこともある。

しかし、私たちは資源保護の観点から、今年のイイダコ釣りは10月中くらいまでにして、その後は瀬戸内海の他のターゲットに乗り換えようかと考えている。タチウオやハマチや、一年中狙えるマダイ釣りも楽しいからね。だって、地球は僕らの遊び場だもの。

<濱堀秀規/TSURINEWS・WEBライター>

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