日本人にも馴染み深い魚である「ウナギ」。近年は気軽に食べられない高級魚ですが、身近な水辺で狙える釣りのターゲットでもあります。このページではそんなウナギ釣りの時期・場所・時間・仕掛け・釣り方などの基礎知識と、仕掛けへの工夫などウナギ釣りのコツを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)
ウナギの持ち帰り方
クーラーボックスに水を入れて生きたままウナギは持ち帰ります。生命力は強い魚ですが、できれば酸欠を防ぐためにエアレーションして持ち帰るとベストです。エアーポンプがない場合は水の量は少量にしましょう。
ウナギの泥抜き
水が綺麗な場所で釣ったものであれば泥抜きは不要ですが、水質が汚い場所で釣ったウナギは泥抜き推奨です。
釣ってから綺麗な水で3日~1週間ほど飼育すれば泥抜きは完了していると思います。水道水での泥抜きはカルキを含んでいるので、必ずカルキを抜いた水道水を用意しておきましょう。バケツに水道水を汲んでおいて、外に1日ほど放置しておけばカルキ抜き完了。わざわざミネラルウォーターを使わなくても大丈夫です!
ウナギのさばき方
1.生きたまま氷水に30分ほど入れて仮死状態にします。
2.頭の後ろから中骨を断って締めたら、キリなどでまな板に目打ちします。
3.腹側、背側どちらからでもやりやすいほうでいいので中骨の上を沿うように開き、内蔵を取ります。うなぎ包丁があればベストですが、カッターナイフを代用するとさばきやすいです。
4.残った中骨の下から包丁を入れ中骨をはがします。
開いたらゆっくりと焼き、タレにつけて更にゆっくり両面を焼けば蒲焼の完成です!タレは醤油:酒:みりんを1:1:1の分量で割り、砂糖で味を整えたものです。うなぎの頭や骨を焼き、一緒に煮詰めると、タレにコクと深みがプラスされます。
血清毒に注意
ウナギは血液に弱い毒があります。熱を加えれば失活するので、生で食べなければ大丈夫ですが。目や傷口に入ると腫れるのでさばく際には注意しましょう。
天然ウナギのあっさりとした脂はいつ食べても美味しいです。買うと高価なウナギも、自分で釣れば安く楽しく食べられます!ぜひ、天然ウナギ釣りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
<杉浦永/TSURINEWSライター>