琵琶湖の釣り場「今昔物語」:湖南・西岸編 豊かな自然そのままに

琵琶湖の釣り場「今昔物語」:湖南・西岸編 豊かな自然そのままに

滋賀県草津市に5年間住み、その後も釣りはもちろん、仕事でも訪れるほどの縁ができた琵琶湖。今回は、湖南・西岸の釣り場周辺グルメ、ショッピング、観光情報を中心に、「オススメ立ち寄りスポット」を紹介します。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・宇佐美岳洋)

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うさみたけひろ

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唐橋~近江大橋

とにかく足場のいい釣り場で、1カ所で粘るのもよし、ランガンで攻めるのもよし。これは湖南・西岸の全域に共通する条件で、子供連れでも安心して釣行に臨めます。唐橋から浜大津までは、公園として整備されていて、トイレに困りませんし、湖岸道路沿いにはコンビニがあります。さすが大津市!県庁所在地!

・粟津原

琵琶湖の釣り場「今昔物語」:湖南・西岸編 豊かな自然そのままに粟津晴嵐(提供:WEBライター・宇佐美岳洋)

まずは近江八景のひとつ。「粟津晴嵐(あわづのせいらん)」に今回初めて立ち寄りました。一目で松並木が見どころとわかるのですが、浮世絵に描かれた情景を1998年の植樹によって復元しているそうです。

粟津原から北へ1kmほど向かうと、湖岸沿いの膳所の天一(正しくは、天下一品・御殿浜店)が、「滋賀の天一で最もこってり」しとるというのは、身内話。一度ご賞味を。琵琶湖を眺めながら食べられるカウンター席がオススメ。

近江大橋~琵琶湖大橋

引き続き足場のいい釣り場が広がります。ただ大きな石を切り出した足場なので、石と石の隙間に注意して歩いてください。

浜大津を越えて、びわこ競艇から唐崎神社までは私有地が多く、陸っぱりで狙うには坂本城址公園以北で、湖岸駐車場を利用しましょう。

・大津プリンスホテル

琵琶湖の釣り場「今昔物語」:湖南・西岸編 豊かな自然そのままに大津プリンスホテル(提供:WEBライター・宇佐美岳洋)

近江大橋を過ぎてすぐ、湖岸にそびえるのが大津プリンスホテル。足場がよく、ゴールデンウィーク明けから秋に数釣りを楽しめる釣り場。元々、ウォーキングコースとして人気の場所で、コロナ禍においても老若男女の姿をよく見かけました。芝桜のオススメ立ち寄りスポットでもあります。

・坂本城址公園

琵琶湖の釣り場「今昔物語」:湖南・西岸編 豊かな自然そのままに坂本城址公園(提供:WEBライター・宇佐美岳洋)

湖岸駐車場を備える坂本城址公園。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、明智光秀が築いたといわれる坂本城。現在、観光客の方々で駐車場はほぼ満車。坂本城址公園から500m南へ下った四ッ谷湖岸緑地駐車場の利用がオススメ。

釣り場としては、ウェーディングしている方をよく見かけますし、陸っぱりからは遠投できるタックルで臨みたいですね。

四ッ谷の近くにあった釣具店の「ポパイ」がなくなりホテルにかわってますが、桜並木は満開で歓迎してくれたと思っています(釣果はボウズ)。

・浮御堂

琵琶湖の釣り場「今昔物語」:湖南・西岸編 豊かな自然そのままに浮御堂(提供:WEBライター・宇佐美岳洋)

20年前に訪れたとき、浮御堂から見える景色はノンプレッシャーであろうランカー級がうじゃうじゃ。水の中にしか意識はいかず、観光どころではなかった家族旅行を鮮明に覚えています。

浮御堂は近江八景「堅田落雁(かたたのらくがん)」に描かれ、取材当日は雁ではなく、燕が舞っていました。風が強く、水中の様子はわからずじまいでしたが、ようやく初釣果!アユ?これアユですよね!?「メガバス・X-80トリックダーター・コアユ」に小アユがヒット。縄張り争いと勘違いしたのか、これぞアユのトモ釣りですね。

琵琶湖の釣り場「今昔物語」:湖南・西岸編 豊かな自然そのままにトリックダーター・コアユに小アユが(提供:WEBライター・宇佐美岳洋)

忘れてはいけない琵琶湖のバス釣りルール

琵琶湖のバス釣り事情で切っては切れないルールの確認です。「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」で、釣った魚のリリースは禁止です。また「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により、バスやブルーギルなどの放流・飼育・生きたままでの運搬は禁止されていることを今一度、ご確認くださいませ。

湖南・西岸はほとんど変わりない姿

湖南・西岸は大きくかわることのない街並みで、今回の取材も迎えてくれました。釣果もかわらず外来魚はゼロ。釣り場としては、釣り禁止が増えた印象はありませんでしたが、バス釣りバブル期の象徴(だと私は思っている)「ポパイ」が全店閉店したのは釣行時に気を付けたいところ。

南湖・東岸とは違い、南湖・西岸は豊かな自然そのままに、四季を感じ取れますよ。

帰路につく

琵琶湖の釣り場「今昔物語」:湖南・西岸編 豊かな自然そのままに観覧車と♪ロード(提供:WEBライター・宇佐美岳洋)

琵琶湖大橋を西岸から東岸へ向かうときは、いつ見ても回っていない観覧車が左手に見えてました。2013年に解体されて無くなっただけと思っていましたが、調べてみると「ベトナムに移設された」とのこと。完成当時、高さ世界一の観覧車が、再び異国の地で活躍してくれるのは嬉しいですね!

琵琶湖大橋の「音楽が流れる車線」は健在。右側の車線は路面に細かい溝(寒冷地なら滑り止めにあたるもの)があり、タイヤと接触したときに生じる走行音がメロディーとして聞こえてきます。「琵琶湖周航の歌」とのことで、生まれも育ちも滋賀県民なら口ずさむのでしょうか!?交通ルールを守り、交通状況に気を付けて走行してみてくださいね。

料金所にはETCレーンも出来て便利になっていましたよ。

<宇佐美岳洋/TSURINEWS・WEBライター>

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湖南・西岸