数少ない解禁中フィールド『東古屋湖』で61cm頭ニジマス14尾【栃木】

数少ない解禁中フィールド『東古屋湖』で61cm頭ニジマス14尾【栃木】

昨年末、栃木県塩谷町にある東古屋湖へニジマス狙いのフライ釣行をした。各河川や湖沼が禁漁期に入るなか、数少ない解禁中の自然のフィールドだ。当日は数こそ出なかったが、50cmアップは2尾とまずまずだった。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

アバター画像 TSURINEWS編集部

ボート釣り 淡水の釣り

東古屋湖でニジマス釣り

栃木県塩谷町の東古屋湖は、秋シーズンには台風などの大雨により濁りの強い日が長かったが、12月に入って水況がよくなってきた。大型のニジマスが放流されている釣り場として人気があり、ときにはナナマル、ハチマルと呼ばれる特大サイズが釣れる。

数少ない解禁中フィールド『東古屋湖』で61cm頭ニジマス14尾【栃木】東古屋湖略図(作図:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

東古屋湖は寒さとの戦いも

現地に着くと気温は氷点下4度。冬の北関東特有のからっ風と相まって極寒の地。

釣り道具を積み込むと、ボート内は凍りついている。防寒着に加えて、尻下のクッションは必需品。魚の活性も気になるが、釣り人の活性がどこまで続くか心配なほどの寒さ。

7時を待って出舟し、下流へと向かう。

数少ない解禁中フィールド『東古屋湖』で61cm頭ニジマス14尾【栃木】当日のタックル(作図:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

岬周りの低層で中型サイズ

まず、ボートを止めたのは、本流筋と松手沢筋の合流点付近の岬周り。水深は16m。シンキングラインのタイプⅣとスリムゾンカーの組み合せで、岸際からカケアガリを表層から中層へと沈めながら探っていく。15分ほどで小型1尾はヒットしたが、釣果はそれのみ。

そこで、ラインをフローティングに張り替え、ゾンカージギングで底層を中心に探っていく。

すると、45cm、42.5cmと中型サイズが釣れてきた。回遊ラインのようで、ポツポツと釣果はあるが、狙いの大型からの反応はない。

松手沢ワンドで55cmニジマスキャッチ!

次に松手沢のワンドに入る。ここは水深2~5mの下流域にある唯一の浅場で、インレットの1つ。

数少ない解禁中フィールド『東古屋湖』で61cm頭ニジマス14尾【栃木】松手沢インレット(提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

春先の低水温時には水温が上がりやすく、酸素量が多いので、魚が溜まりやすい。ラインをシンクティップラインに替えて、水面下2~3mを中心にマイクロゾンンカーをリトリーブ。15分ほどすると、50~60cm級がチラホラ回遊してきた。

そこで、それらに向かってキャストすると、3投目に1尾がフライを追ってきて、目の前でパクリ。目視でアワセを入れるとフッキング。

最初走られたが、力勝負で寄せてランディングしたのは55cmのニジマス。尾ビレの大きな体高のある魚体だ。

数少ない解禁中フィールド『東古屋湖』で61cm頭ニジマス14尾【栃木】松手沢ワンドで釣れた55cmニジマス(提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

元古屋橋下流で61cmニジマス

このあと、元古屋橋下流の水深10mへ移動。松手沢筋のカケアガリを中心に探っていく。

ここでは、ダウンショットゾンカーを試す。枝スはシンカー上2mから1m出し。動きの遅い大型魚に合せて、デッドスローで探っていくと、小型3尾のあと、大型特有のガツン、クネクネのアタリ。

やや引きが弱かったので、「50cm級か」と思ったら、ネットインしたのは61cmのニジマス。水圧の関係なのか、深場で釣れた魚はファイト時間が比較的少ない。尾ビレが少し欠けていたが、サイズアップ。

数少ない解禁中フィールド『東古屋湖』で61cm頭ニジマス14尾【栃木】深場から引き出した61cmのニジマス(提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

次のページで最終釣果を発表