厳寒期の太平洋エリアで挑んだ釣行は、積雪と急激な気温・水温低下により大変苦戦する一日となりました。初めて訪れた胆振地方の漁港では、オープンエリアを中心にランガンや穴撃ちを試みましたが、魚の反応は鈍く、寒さが集中力を奪う厳しい状況でした。それでも諦めず粘り続けた結果、ケーソンの穴撃ちでようやく30cm前後のアイナメを釣り上げることができました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・久末大二郎)
漁港でロックフィッシュゲーム
北海道も雪が積もり、すっかり雪化粧に染まりました。路面が滑るため、道中の運転に細心の注意を払いました。
そんなこんなで今回向かったのは初めてエントリーする胆振地方の漁港。気温が一気に下がり、タフな状況になってきていることを想定して挑むことにしました。
狙うは大型のアイナメ
水温変化に強いのは大型の個体。その個体に狙いを絞って、オープンエリアのハードボトムを丁寧にライトリグでトレースするも反応無し。
初場所ということもあり、サーチも兼ねて広い港内をランガンするも、港内のどのエリアも反応は乏しく、気づいたら竿を振り続けて4時間経っていました。
しまいには寒さで集中力を欠いてしまい、ベイトタックルのサミングを忘れて、修復不能なバックラッシュを起こしてしまう大失態を犯してしまい、一度気持ちを切り替えるためにも車で温まって休憩を取りました。
穴撃ちで30cmのアイナメ手中
暖をとり休憩してから挑んだのはケーソンの穴撃ち。
産卵を終えたアイナメは、沖のディープエリアへ移動するか、画像のような漁港を建設する時の基礎として海底に作られた人工的なストラクチャーの隙間に居着いて冬を越します。
このブロックの隙間を1箇所ずつ丁寧に撃つと反応があるものの、フッキングまで持ち込めず。
シビアになっているのか、バイトも小さく、一度バイトを取ったらその後は全く反応がないこともしばしばある厳しい状況。
めげずに丁寧に撃っていくと、やっとフッキングに成功。上がってきたのは30cm前後のアイナメでした!
バイトはあるが乗らず納竿
その後もバイトを取ることは何度か出来たものの、あまりのタフさに悪戦苦闘。この1尾のみでストップフィッシング。
急な気温低下で魚の動きが鈍くなったのか、全く口を使わない状況に悪戦苦闘しました。そろそろハイシーズンに幕を閉じて難しい時期がやってくる予感がしますね。
筆者は道産子ですが、冬道の運転が大の苦手で雪解けまで釣行頻度はガクッと落ちてしまいますが、これからもできる範囲でロックフィッシュを追い求めたいと思います。
<久末大二郎/TSURINEWSライター>