北海道堤防ロックゲームの様子をリポートします。今回は今春に47cmのアイナメをキャッチした過去実績のあるポイントへエントリー。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター久末大二郎)
実績あるポイントへ!
船着場で漁船が停泊しておりシェードになっていて、ボトムには敷石があり、そして漁師さんが作業した後に出る貝類や小さな甲殻類などを捕食しているのではないかということでアイナメが近くに溜まっていないかな?と思いこのポイントにエントリーしました。
どうやって口を使わせるか
このポイントに入る前も反応は多いものの、ショートバイトが続いている状況でした。なかなかフッキングまで持ち込めず、もどかしい状況。
小ぶりの魚からの食い切れないバイトが多い中、明らかにビッグサイズが軽くかじっているような「モサッ」としたショートバイトも……。なかなかタフな状況の中、どうやって口を使わせるか、筆者とアイナメの戦いが始まりました。
シンカー調整の試行錯誤
干潮に向けて潮が下げ始めており、風もなく日が差している状況。
最初は10gのビーンズシンカーにノリーズのレディーフィッシュをセットしたリグで魚に対してアプローチしていました。
リグ
シンカー:Junglegym ビーンズシンカー 10g
フック:DECOY キロフック #1
ワーム:NORIES 3-1/2 LADYFISH ヨシノボリ
アクションはロッドを横にサビいてのズル引き。しかし、カツンというテールをかじるようなバイトのみで、全く乗らず……。2~3回通すも同じような感じ。いつもなら2.5inchのノリーズのパドチューをフォローで使ってキャッチしようと思うのですが、レディーフィッシュで反応があるのでなんとかワームを変えずにこの魚をキャッチしたいなと筆者は思いました。
やっとヒットした1尾!
潮位が下がっていて、風もなく日が照っている状況。もう少しスローにフワフワアプローチしてみてはどうかなと思い7gのビフテキリグに変更して再度アプローチしてみました!
リグ
シンカー:Junglegym ビーンズシンカー 7g
フック:DECOY キロフック#1
ワーム:NORIES 3-1/2 LADYFISH ヨシノボリ
フックサイズ・ワームカラーは変えずに再開。アクションは同じくズル引き。
10gのシンカーではすぐに口から離している感じが見受けられており、風もなく日が差して、潮位も下がっている状況もあって魚を騙しにくい状況。
違和感をなるべく少なくするためにリグの移動距離も抑えてシンカーも軽くしてみました。すると食い込みの良いバイトもフッキングに至らず。もう1段階スピードを落としてロッドアクションを調整してやっとフッキングに成功!「よしっ!」と思わず声が出ましたが……上がってきたのは可愛いサイズのアイナメでした(笑)
しかし、サイズ問わずヒットまでのプロセスが嬉しかった1尾でした!何も考えずにキャッチできた良型よりも意味のある1尾だったと筆者は個人的に思っています(笑)
サイズアップを誓う
ヒットまでのプロセスは自身でも納得いく形でフッキングに持っていけました。
こういった魚にたどり着くまでのプロセスを楽しむのも、魚釣りの楽しみの1つですね。筆者はロックフィッシュゲームを中心に北海道で活動しておりますが、他のジャンルの釣りを楽しまれている読者の方のなにかの参考になれば幸いです。
今度はプロセスもサイズも完璧な1尾を求めて、引き続き釣行を継続したいと思います。
<久末大二郎/TSURINEWSライター>