基本的に消波ブロックに乗り、釣りをするのは危険です。初心者ならば、なおさら立ち寄らないようにしましょう。しかしながら、そこ以外に釣り座が確保できなかったり、その場所が好ポイントだったりします。非常に危険をともないますから筆者は消波ブロック上で釣りをすることを推奨していませんが、今回はできるだけ安全に釣りをする方法を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター須藤雄飛)
消波ブロックと釣り靴
オシャレより安全性を重視して、サンダルやスニーカーで釣りをするのは絶対にやめましょう。デザインが良かったり、軽くて歩きやすい靴も釣り場では意味を成しません。
雨の日は消波ブロックに乗らない
ただでさえ足場が悪い消波ブロックの上ですから、雨の日に立つのは言語道断です。消波ブロック上に生えたコケ状のもので滑りやすくなり大変危険です。途中で雨に降られてしまった場合も、いち早く撤退すべきです。
消波ブロックの大きさ
筆者のおすすめの靴は次の項目で紹介しますが、消波ブロックの大きさも意識しましょう。幅が広く大きい消波ブロックはバランスを崩しやすく危険をともないますから、乗らないようにしましょう。幅が狭く、隣同士が密集したテトラ帯であれば比較的バランスを崩しても手をかけやすいです。
筆者のおすすめの靴
それでは、具体的に筆者がおすすめする釣り靴を紹介してきましょう。
日進ゴム スニーカー ハイパーV#2000
『スニーカー』と名前はついているものの、スニーカースタイルというだけで、非常にレベルが高い安全靴のようなものです。ゴムメーカーの日進ゴムさんのハイコスパのこのシューズは、乾いた消波ブロックと相性抜群です。地面にしっかり密着し、安定します。
阪神素地 FX-901 スパイクシューズ
滑るほどではなくても、湿度が高い日は足元の安全もやや不安です。その際に活躍するのがこのシューズ。阪神素地さんは、釣り専用の商品も多く、ノウハウが多い会社です。靴底のスパイクが地面にしっかり食いつき、安全な釣りを手助けしてくれます。
ボウズで帰ってもいい
怪我も無く、安全に釣りをして無事に帰宅することが釣りの基本です。ボウズで帰宅することが釣りの大半を占めますし、それを恥じること無く家族のもとに胸を張って帰りましょう。無事が何よりも嬉しいお土産です。
事故のニュースを他人事ととらえない
悲しいことに、釣り人のみならず水辺の事故は本当に多いです。どんなにベテランになっても自分は絶対大丈夫だという過信を捨てましょう。天気予報のチェック、潮の満ち引き、釣り座の状況等、しつこいぐらいに確認しましょう。
安全に釣りを楽しもう
冒頭でも述べたように消波ブロック上での釣りは危険ですし、この記事はそれを助長するものではないことを、ご理解いただけると幸いです。消波ブロックに限らず、危険な釣り場は多いですから気を引き締めて釣りに励んでいただけたらと思います。
<須藤雄飛/TSURINEWSライター>