前打ち釣りで50cm筆頭にクロダイ4枚キャッチ【愛知・衣浦】超前釣法で連打

堤防釣り 海釣り

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クロダイ狙い前打ち釣り

前打ちはクロダイが潜んでいそうなテトラ帯やゴロタ、深みなどの足元にカニやエビを落として、海底に餌を着けて狙っていく釣り方です。

似ている釣り方として落とし込みは表層から中層を狙うのに対して、今回の前打ちは底を狙う釣り方であり、釣り狙う層が違うことが挙げられます。

魅力

前打ちの仕掛けは基本的に細い仕掛けであることが多いです。そのため、強烈な引き味のクロダイに対して、ハリス切れを起こさないような釣り人の繊細なやり取りが求められる。しかし、今回狙うのは50cmオーバーの大型クロダイなので、ハリスは2号と一般的な仕掛けよりも太めを使用してラインブレイクの可能性を低くして、確実に釣り上げるということを目標としました。

ポイント選び

オカッパリから入れる深みになっていてゴロタがあるエリアに限定しました。ゴロタエリアは餌となるカニが豊富にいるため、クロダイもベイトを捕食しに来やすいため、釣り人としても狙いやすいポイントを選びます。

落とし込み釣りのタックルと仕掛け

落とし込み釣りのタックルを紹介します。

ロッド＆リール

クロダイ専用の前打ちロッドを使用。長さは5.3m～6.3mほどのジョイントタイプがオススメです。リールはクロダイ専用のタイコリールに2.5号の道糸を巻いて使用している。

ハリス

1番太いハリスで2号を使用します。細いハリスにするほど切られやすくなるので、やりとりの腕前が求められるのでオカッパリで水中に切られやすいポイントでは2号にしてラインブレイクをさせないようにパワーファイトで狙っていくようにしています。

ガン玉

2B～6Bを使用する。潮流が緩い時は軽いガン玉を使用して、潮流が速い時は重いガン玉を使用する。

エサ

クロダイを専門で狙う場合はカニを使用する。

現地で餌の確保もできるポイントなら餌代もかからないので経済的な釣りができますね！

当日の状況

8月23日で天気は晴れ。風速は西の風6mと向かい風で釣りがしづらい状況。前打ちは底をとりながら餌を漂わせるので風が弱い方が前打ち釣りはしやすいです。

カニを針に刺したら、海底までカニを着けて流れに漂わせながら、底付近を狙っていきます。釣り竿でカニをコントロールするのではなく、海流や風などに任せて餌を流し込んでいくので、竿や釣り人はその流れに合わせていき、自然に馴染ませることを意識していきます。

狙うポイント

クロダイの前打ちでは基本的にキャスティングはできないので、竿の長さの範囲でしか釣りをすることはできません。つまり狙うのは竿先の真下です。特に竿先の真下にゴロタと砂地の境目などがあれば特に釣れやすいポイントなので慎重に狙ってみてください。一箇所目のポイントはゴロタや岩などが転がっていて、急流になっているエリアを選択。地盤は砂になっていてカニの隠れ家になっており、ベイトが豊富にいるポイントを選択してみました。

早々に50cmクロダイ浮上

カニを底まで沈めて、底を歩かせるように釣りをする。岩に張り付かせたり、岩から外して流してみたり、釣竿の穂先を絶妙に動かしながら、カニをコントロールしていくと、「コツッ」と竿先に若干の違和感を感じる。即合わせを入れて、クロダイがヒット！いきなり50cmゲット！

魚道を狙い撃ち

潮位が低くなったタイミングでポイント移動して、魚道があるポイントを選択しました。潮位が低くなると魚は魚道を通ることを余儀なくされるため、その深みになっているポイントを集中的に狙っていきます。

当たりが少なくなったら、竿を6.3mに伸ばして、沖合に餌を振り込んでいきます。前打ちの中でもさらに前を狙うので、通称「超前釣法」といい、沖合にいるプレッシャーの低いクロダイを狙えます。

最終釣果

50cmまでのクロダイを短時間で4枚キャッチでき、嬉しい釣果となりました。餌を自然の流れに任せながら、自分も自然に溶け込めるので、気分もかなりリフレッシュできます。

＜杉浦永／TSURINEWSライター＞