釣り人であるならば、理想は「朝マズメ~夕マズメまで釣りたい」と妄想を描き、GW前からソワソワすると思います。そこで今回は、筆者が「GWだからこそ得られた釣果」を振り返りながら、過去のハッピーハッピーな釣行の思い出をご紹介致します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松永一幸)
思いきって遠征
連休の最大のアドバンテージと言えば「時間」。釣果情報をInstagramで拝見していると……。
勝手に妄想が膨らみ、釣りへの野望を抑える事は出来ません。GWなら移動に時間を費やす事が可能な為、思い切って他県へ遠征を試みました。
理想の地・大分へ
初めてのフィールドで、今までの釣りが通用するか不安でしたが、長年続けてるライトゲームの経験が功を奏したようで、アジ・カサゴと定番ゲストに加え、筆者の見たこともないイワシの仲間が釣れたりと、多彩な釣果に恵まれたのは「時間のゆとり」が、「心のゆとり」となり、力まない釣りが展開出来たのが勝因ですかね。
そして、一番印象深い釣果としては、初めてオオモンハタと出会えたことです。それもナイトゲーム。釣れるとは聞いていましたが、まさか自分が仕留められるとは思ってもみなかったので、嬉しさで手が震えたのを覚えています。
更に好調は続き、朝マズメから日中にかけてもカマスが爆釣してしまい。ルアーケースに忍ばせていたメタルジグで数釣りが出来ました。パターンにハマって美味しい思いをしたあの時間は、今でも鮮明に覚えています
とことんエギングがしたい!
GWは気候も良く、天候にも恵まれた釣行日は、「車中泊」して連泊釣行なんかも楽しみました。
ご想像の通り、朝マズメで釣れないから、執念を持って夕マズメまで釣りに励むのですが、それでも釣れない……。
しかし、「体力と時間はまだまだあるよ」と悪魔の囁きが聴こえた気がしました。「釣れないのに帰れない!」と粘りに粘って、釣れたイカは、貴重な釣果であり自己新記録となったサイズ。趣味の時間が永遠に続いてくれたら……初と夕陽に懇願したのは言うまでもありません。
釣り場で前泊?
日中に釣りたい場所をリサーチし、ナイトゲームの為に情報収集。まるでプロのロケの様な事を真似たことがあります。勿論、「ド素人」の筆者ですので、概ね観光がメインの目的ですが、雰囲気はプロ気取りも楽しいものです。
少し、釣り熱が酷すぎる時代の筆者でしたので、今思えば……「痛い人」に見えていただろうと反省しています。
ビジネスホテルで前泊して現地入りするのは、少しやり過ぎでしたが、観光旅行に釣りがセットになっていたプランだと納得し、十分に楽しめました。釣果はエソが1匹と惨敗でしたが……。
今はもう釣り禁止
沢山釣れる場所で、毎週の様に足しげなく通ったフィールドが筆者にはありました。勿論、GWでは最寄りの道の駅で車中泊をして、朝から夕方まで思いっきり釣りを堪能してきた思い出深い港。
少し、マナーの悪い釣り人さんがおられるのか、港の漁師さんからお怒りの声を頂きました。「係船ロープにルアーが付いてたり、道具の周りをイカの墨で汚されたり、釣り人は来て欲しく無い」とのこと。
思い出深い港に大きく掲げられた「釣り禁止」の貼り紙。忘れる事が出来ない思い出の一つです。
釣り場を護る活動に参加
釣りを楽しむうえで、釣り人には守るべきマナーと必要最低限のモラル&エチケットがあると思います。
楽しんだ場所は、「来た時よりも美しく」と心掛け、自分が出したゴミは持ち帰って処分するのは当然です。そのゴミも含めてお店で買っているのは、誰でも無く自分なのですから。
また、漁協の方々や漁師さんの船を係船している港は、大切なお仕事をする場所です。妨げになる場所への駐車は厳禁ですし、港から船が出る際は、舟道となる動線をあける為、直ちに海からルアーや仕掛けを引き上げるのは最低限のルールです。釣り場所を減らさない為にも、マナーやルールは守って釣りを楽しみたいものです。
また、釣具メーカーや釣具店主催の報告型の清掃活動などへ積極的に参加するのもGWの過ごし方の一つです。最近では、アジングカップやエギング懇親会などで、清掃活動を実施しているタイプのイベントも多く、「釣り場を減らさない」為の活動が積極的に開催されています。
釣りを楽しんだ後は、周辺のゴミを拾い、気持ち良く釣り場をあとにするのは、釣り人のエチケットと言えます。
まとめ
過去のGW釣行を振り返ると、楽しい釣行の思い出ばかりだったとしみじみ感じています。長い時間海に居れることは、釣果に繋がると考えて正解だと感じました。また、週末しか釣りが出来ない時と比べ、時間を費やす事ができるのは、色んなシーンで心にゆとりが持てるので、心地良い釣行が可能だと感じます。
ですが、いつも以上に人も多くなるシーズンですので、トラブルにならないように釣り場のマナーはきちんと守って、思い出に残る楽しいGWにして欲しいと思います。
<松永一幸/TSURINEWSライター>