船上で誰もが憧れるマダイ釣りをする際に、餌釣りと合わせて最も選択される釣り方がタイラバです。ここではタイラバを楽しむために、最適なタイラバ専用リールを解説します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・山下洋太)
目次
タイラバとは?
タイラバとは、タイを釣るためだけに開発されたルアーの総称です。
視認性に富んだ大きな目がついたオモリに針がついており、タイを動きで誘うラバーが装着されているのが特徴です。
タイラバ釣りには専用のリールがある
タイラバ釣りには専用のリールがあり、大きく分けるとスピニングリール・ベイトリール・電動リールの3つの種類があります。
万能タイプのベイトリール、キャストに飛距離が出るスピニングリール、深い水深を攻める時に快適な電動リールを使い分けますが、最も一般的に使用されるのはベイトリールです。
初心者でもわかるタイラバ釣り専用ベイトリールの選び方
タイラバで釣りではベイトリールを使用するのが一般的ですが、どのような基準で選べばよいかわかりにくいものです。選択の基準としては次のようなものを考慮して決めます。
タイラバリールの番手を決める
番手とは、リールにどのくらいの糸が巻けるのかをあらかじめメーカーがリール毎に数値で設定してくれている数字を指します。
タイラバではPEラインを使用するケースが多くありますが、PEラインの0.8号を200m巻けるスペックが最低条件になります。
ベイトリールでは100番〜200番が1つの基準になります。
釣りのスタイルによってギヤ比を変える
ギヤ比とは、リールのハンドルを1回転した時にローターが何回転するかを決める数値のことで、糸を巻き取ることができる量が大きく変わります。
タイラバリールのギア比は大きく分けてローギアとハイギアの2種類があります。
ローギアの特徴
ローギアは巻き取ることができるラインの量は少なくなりますが、巻き取りする際の力が軽いのが特徴です。
一定のリズムで巻きやすくなるので等速で巻きたい場合や、重いタイラバを使用している際におすすめです。
取り扱いしやすいので、初心者や最初の1台として購入するのにおすすめです。
ハイギアの特徴
ハイギアは巻き取りの量が多いので、手返しの早い釣りがしたい場合に楽になるのが特徴です。
巻き取り感度が高いので、マダイの動きを感じながらの釣りができる利点がありますが、巻き取りが重くなるデメリットもあります。
タイラバ釣りに慣れてくると、手返しよくポイントを探りたくなるのでハイギアが便利です。
タイラバリールの形状
タイラバリールにはロープロ型形状と丸型形状の2タイプのベイトリールがあります。
ロープロ型形状
ロープロ型とは、天面から見た際に流線型の形状をしたベイトリールのことを指します。手にフィットしやすい形状なので、操作性がしやすい特徴があります。
価格的にも安価な商品が多いので、購入しやすい形状です。
丸型形状
丸型形状は、名称通り横から見ると丸型の形状をしたベイトリールのことを指します。
ロープロ型のリールよりも頑丈で、巻き上げる力が強い特徴があります。巻き上げる際のパワーロスが少ないので、重いタイラバも楽に巻くことができます。
タイラバリールのハンドル特性
タイラバリール にはシングルハンドルとダブルハンドルの2タイプのハンドルがあります。それぞれの特性をよく理解した上で、自身にあったタイプを選ぶ必要があります。
シングルハンドル
シングルハンドルは、リールを巻くノブが1つのタイプのベイトリールです。
大きなノブが取り付けてある製品が多く、力の伝達が良く巻き上げが強力な特徴があります。
ダブルハンドル
ダブルハンドルは、リールを巻くノブが2つ付いたタイプのベイトリールです。
2つハンドルあるためバランスが良く、等速巻きがしやすいリールです。
タイラバ釣りは等速巻きが基本なので、初心者が最初に選ぶリールとして最適です。
タイラバリールは価格により性能が大きく異なる
タイラバリール は、メーカーにより様々な種類がありますが、価格によりリールのボディ強度やドラグ性能、水深カウンター機能の付与など性能も大きく異なります。
安い商品だとボディ強度が弱く、大物が掛かった際にリールが歪んだり、落とした際に壊れやすい点などがあります、
またドラグの性能面では、細かいドラグ調整ができなかったり、糸が出る際にクリック音がならない製品もあります。
あると便利な性能面では、高価なモデルには水深カウンターなどがあり、釣果を左右するポイントを判断する機能などがあります。
安価な商品も、最低限魚釣りをするという点では問題ない機能を有していますが、高価な製品では快適に釣りができる機能が複数あるので様々な恩恵を受けることができます。