釣り場で約1分でできる、超簡単な結束「3.5ノット」。細イトでは特に安定感が高く、強度も強い。これを覚えてしまえば、本線とリーダーの結束で、他のものを覚える必要もないとまで言えるだろう。ただ3.5ノットは、太いイトは結べない。では、どれくらいの太さまで、3.5ノットが可能なのか?基本的なノットの情報から、太さの限界まで解説したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
簡単な3.5ノット
まずは3.5ノットの結束方法について、詳しく説明しよう。
(1)ライン本線とリーダーを重ねる
ラインの本線と、リーダーを重ねる。PEラインまたはエステルラインが本線という想定。これらのラインは摩擦に弱いので、必ず唾で湿らせて重ねておこう。
この画像では、本線が赤、リーダーを白としている。
(2)輪を作って3回通す
ラインを2つ重ねた状態で、輪を作る。
そしてこの輪の中に、3回イトを通していく。
(3)本線だけもう1回通す
3回通した後、本線だけもう1回通す。
3回通して、本線だけもう1回通すから、3.5ノットだ。この状態から、ぎゅーっと力をじわじわ入れて締めこんだら完成。端線をカットしよう。
――いかがだろう?とても簡単なノットである。ただ、通す回数が適当になったり、特に本線も3回しか通さない「3ノット」になると、すぐに切れるので注意を。強度は、本線の80%くらいが保てるらしい。