ここのところ上流で行われている工事の影響で濁りが入っている静岡県浜松市の天竜川ルアーフライ専用区だが、漁協の釣り情報を見ると釣果はほどほどに出ている模様。久しぶり放流翌日の土曜日に出かけてみることにした。結果はいかに。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)
デカマス狙いのルアートラウト釣行
釣行日は1月20日(土)。ルアーフライ専用区の上流部にあるC&R区間の中島の駐車場には夜明け前に到着した。天気は雨。それでも駐車場には既に準備万端の釣り人のグループが出撃しようとしていた。「これはいいとこには入れないかな」と心配しながら早速準備を始める。
当日のタックル
私のタックルは、1本がテンリュウ・レイズRZ6102S-LMLにリールはシマノ・ヴァンフォード2500S、ラインはPE0.4号にリーダーはフロロの1.5号。もう1本はテンリュウ・レイズオルタRZA61-TにリールはヴァンフォードC2000SHG、ラインはPE0.2号にリーダーはフロロの1号。この2本を使用するルアーによって使い分けていく。
朝イチの活性は低め
懐中電灯を手に持ち、足下を照らしながら急な砂利の坂道を川へと下りていく。対岸にもいくつか明かりが見える。既に多くの釣り人が夜明けを待っているようだ。なんとか空いている場所に釣り座を構え、ルアーを結ぶと私も夜明けを待つ。
明るくなってきたところでいよいよ釣り開始。最初は派手なカラーのスプーンで中層を広く探っていく。やる気満々の放流魚がいればすぐに食いついてくるはずだ。ところがしばらくたっても全くアタリがない。周りもほとんど釣れていない。どうやら魚の活性はそれほど高くはないようだ。
アタリがあるもバラしてしまう
「そういうことなら」といつもの天竜川のつもりでルアーをセレクトしていく。マイティペッパー50のクリアアユをダウンクロスにゆっくりと泳がせてくると、岩に挟まったような感覚。根掛かりでルアーを失わないようにすぐにラインを緩めると「ん!?動く、魚だ!」と慌ててフッキング。
水中でゆっくりとのたうち回る大きな魚が見える。「よし、がんばるぞ」とリールを巻き始めたが、ほんの数秒でバラしてしまった。ショック。