12月下旬、愛知県犬山市の入鹿池の貸しボートで、孫のコタ君4歳とワカサギ釣りを楽しんだ。1週間前にコタ君が「ワカサギ釣りに行きたい」と言うので、初めてワカサギ釣りに連れていくことにしたのだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫)
入鹿池でワカサギ釣り
午前9時すぎ、防寒対策万全でコタ君と一緒に愛知県犬山市の入鹿池の貸しボート店に向かう。
昼までの短時間だが、ワカサギ釣りの楽しさを教えたい。ボートに乗り込み、コタ君を持参した小さなイスに座らせる。準備を終えて、灯台沖のポイントに向かう。多くのボートが浮かび、親子やファミリ―、カップルがサオを出している。
人気のポイントは避けて、少し離れた所で静かにアンカーを下ろした。しかし、魚探に反応はない。私がコタ君の仕掛けにベニサシを半分に切って付けて準備完了。電動リールの投入方法を教えながら、底取りを確認してサオをたたき台の上に置いた。
サオ先が上下するまで待つように伝えたが、アタリはない。ここで誘い方を教えると、コタ君は手持ちザオで、ワカサギのアタリを待っている。しかし投入を繰り返しても、沈黙状態が続いた。
孫に初ワカサギ8cm
私が新鮮なエサに交換してコタ君が仕掛けを投入。するとサオ先がピクピクと上下に激しく動いた。さらに我慢して待つと、再び穂先が何回もたたかれる。コタ君にこれはワカサギがエサを食っている状態だと教える。
ここで私が電動のスイッチをオン。やがてボートの下からワカサギが浮上した。コタ君は一番下のハリにぶら下がったワカサギを見て大喜び。そして暴れるワカサギを手にすると「これ、ワカサギだね」と言いながら笑っている。初ワカサギは8cm前後で、うれしい1匹となった。
ワカサギトリプルに大喜び
少し慣れた感じになったので、私もサオを出す。魚探に反応はないが、ベタ底でアタリが出るようになってきた。私も手持ちで軽く誘うと、穂先がたたかれる。ここから単掛けながら、ワカサギが連発する。
すると大きな群れが魚探に映り、コタ君のサオに激しいアタリ。「これっ、ワカサギの引きかな」とコタ君は半信半疑で立ち上がり、電動のボタンを押した。やがてワカサギが3連で浮上。コタ君は「うわぁ~、すごい!」と大喜びだ。
2人で3ケタ釣果
まだ群れが下にいるから「早く仕掛け落としてよ」と伝える。すると仕掛が落ちた瞬間、再びサオが激しくたたかれる。ここからプチ時合いになり、昼前で92匹の釣果となった。コタ君に100匹釣ったら帰ろうと伝えたが、集中しているコタ君からは返事がない。
やがて100匹を超えたが、コタ君は「まだ釣りたい」と言う。午後1時30分、少し延長して終了した。釣果を確認すると、2人で総数112匹。
コタ君は夕飯にワカサギの唐揚げを食べると、「おいしい」を連発。さらに「また行きたい」という言葉がうれしかった。
<週刊つりニュース中部版APC・鈴木利夫/TSURINEWS編>
入鹿池