長かった夏からようやく涼しくなり、秋らしくなってきた10月上旬、名古屋港でシーバスを狙うため、仕事帰りに名古屋市中川区の新川へと車を走らせた。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔）
TSURINEWS編集部
新川でルアーシーバス釣り
現地着は午後5時で、薄っすらと日が沈みかけているタイミングでのエントリーとなった。この日は若潮で午後4時18分が満潮なので、下げのタイミングでポイントに入る。
当日のポイント風景（提供：週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔）当日のタックル
幸いにもポイント一番乗りで、橋脚下の良い場所を陣取ってスタート。
当日のタックル（提供：週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔）いろいろ試して投げてみるが、時折何か触れるだけでハリ掛かりしない。時刻は6時を過ぎて流れが効いてきているタイミングで、さらには爆風も重なりどんどんルアーが下流へ流されていってしまう。
40cmオーバーのシーバスキャッチ
ひと通りミノーで探り終えたが反応なし。ここでワンダーの80にチェンジして、せっかく流れと風が効いているのなら、と流れに乗せて誘ってみる。河川の地形がエグれてワンドになっている所と、流れが効いている所の境にルアーを通してみようと、立ち位置を変えてアップクロスにキャストする。
着水してから風にラインがあおられないように水中に沈めて、ゆっくりリトリーブを開始。やはりすごい流れでどんどんワンダーが流される。
そして流れが緩やかになった所でラインにテンションがかかり、ルアーが反転したその瞬間、ドンッとロッドがひったくられた衝撃に体が反応。ロッドを曲げてしっかりアワせてフッキング！
元気よく暴れるが、そこまでサイズは大きくない。無理せずゆっくりと寄せてネットインすると、キレイな40cmオーバーのシーバスが釣れてくれた。
最高にうれしい1匹だった（提供：週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔）最近は小さいシーバスしか釣れてくれなかったのだが、そこそこのサイズに顔がほころぶ。やや小ぶりながら、釣れるとやっぱり最高にうれしい。
秋の本格的なシーズンイン
まだ続きそうだと同じラインをトレースしてくると、同じワンダーで連続バイト。こちらも先ほどと同サイズだ。ゆっくりと足元まで寄せてきたが、タモ入れの瞬間にシーバスのエラ洗いでバレてしまいこちらは残念。
そこからは反応が薄くなって、20cm前後の小さなシーバスが遊んでくれるだけとなった。このとき風は強まるばかりで、いよいよ目が開けられないほどの状態に。1匹釣れたから良しとしようと、自分で自分を無理やり納得させて予定よりちょっと早めの午後7時にロッドオフとした。
久しぶりのそこそこサイズに笑顔（提供：週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔）市内で手軽に大型が狙えるシーバスゲームは、これから秋の本格的なシーズンインを迎える。運が良ければ80cmを超えるランカーと呼ばれるサイズも期待できる。秋の釣りやすい季節に、大物も期待できるシーバスをぜひ狙ってみてほしい。
＜週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔／TSURINEWS編＞
新川
