自分の釣りと他の釣り人の釣りを見つめてみると多くの学びがあります。自分がやらないアプローチを実際に見ながら学べて、気になることがあればすぐに質問できます。今回はガイドサービスの機会を利用して、まるりんさんの考えや釣り方の違いを聞いて学ぼうと考えました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・小塩勝海)
まるりんさんのレクチャーガイド
今回まるりんさんこと丸林さんのレクチャーガイドに参加しました。まるりんさんのガイドサービスの特徴は、操船が基本まるりんさんではなく自分の操船であること。小規模なリザーバーで一日自分の釣り技術を見直すことを主軸としたガイドです。
一風変わったサービスですが、こうして自分の釣り方を見てもらうことで、自分では気づかないボートポジションの違いや魚へのアプローチの方法を客観的に指摘してもらえます。ガイドサービスが終わった後で持ち帰れる知識や新しい技術の習得に大きく貢献してくれると思いました。
自分の釣りを見直せる
自分の釣りと他の釣り人の釣りを見つめてみると多くの学びがあります。自分がやらないアプローチを実際に見ながら学べて、気になることがあればすぐに質問できます。
他の釣り人の釣り方や考え方を取り入れてアレンジしながら、自分だけの仕掛け方や釣りの哲学を広げることも可能。自分の目では見えなかった視点を大きく広げてくれます。
今回は自分の全く知らない場所で魚を探し切ることに重点を置いて自分の釣りをしました。ホームの山中湖で釣りをしていると、毎度の記憶を頼ってしまうため、魚を探し出す能力をもっと鍛えたいと考えたからです。
自分が持ってないパターン
まるりんさんは複数の野池・リザーバーの釣りを中心に釣りをするアングラー。いち早くそのフィールドの特性を探し出す釣りをしているため、私では見えてこないようなパターンフィッシングを学べると考えました。
自分の操船で魚を探す
まず最初に魚の位置を探し切らなければならないと考え、素早く魚を探せるバズベイト・スピナーベイト・ペンシルベイトで簡単に湖全体を流してみました。
序盤にバズベイトに反応がありましたが、その先は反応が薄い印象。雨が降ったことでゾーンを落としてスピナーベイトに魚の反応がありましたが、かなりショートバイトでした。
タイミングをずらしながら魚を探す
全体的に風の当たるエリアで魚の反応があり、風の当たり方とカバーの入り方を意識。トップとジャーキングを中心に魚の上がってくるタイミングを探し切る作戦でこまめに移動をしながら上がってくる魚のみを探して行きました。
ゾーンを大きく変更させずに魚の目線とベイトの泳層が上がってくるタイミングを探してパターンを出そうと考えました。
まるりんさんのアドバイスを元に一本
タイミングで探し回る釣りをしている中で、湖流が巻き込まれるワンド周辺でカバークランクを試すのがいいとアドバイスをもらい実際に試してみました。
結果はすぐに出てボーマーのフラットAで一本出すことができました。まるりんさんの考えでは、魚の動きが変わる瞬間よりも現在の魚の状態を考察して探す形の釣りで考えているとのこと。
私が条件をコロコロと変えてトップ・ジャーキングをして反応が薄いことを見越して、少ないながらもバイトが集中した風の当たるワンドと隣接する岬の風が抜けるエリアに絞り、ゾーンを大きく落として魚の反応を取りにいく方が答えが早いと考察していたそうです。