近年、以前よりも増して釣り人が多く訪れるようになった埼玉県本庄市にある間瀬湖。舟・陸・桟橋から狙えるのでその日の気分で立ち位置を変えられるが、数・型ともに望むなら舟釣りが面白い。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース熊谷充)
間瀬湖の概況
直近では第二石垣前で38kgの釣果が上がるなど大釣りが記録されている。長竿は不要でタナも浅めが有利。しかし長竿チョウチンでも楽しめる懐の深さもあるので、ぜひ好みの釣り方で爆釣を体験してほしい。
7月3日現在、水位は満水。水色は若干だが濁り気味だが、浅ダナ狙いならかえって好都合な程度。その影響もあるのか直近では浅めのタナで爆釣が続いている。釣行当日も例会組が並びに入っていたが、ほとんどの人が浅ダナか10尺竿以内のチョウチンを選択し、コンスタントに竿が曲がっていた。
今後もしばらくは急な雷雨や、シトシト雨など天候不順が続く予報で、なかなか透明度が戻らない状況が続くことが予想される。楽しむだけなら長竿で深場狙いも面白いが、勝負の釣りであれば短竿が必携だろう。
ポイント
人気なのは西ロープ第二石垣前か東ロープの第六石垣~竹ヤブ前で、例会などでは真っ先に埋まるエリアだ。しかし他のエリアでも十分な釣果が狙えるので、混雑度や風向きなどを考慮して入ればいいだろう。
この時期は暑さ対策も必須。太陽は東の山側から顔を出すが、夏のこの時期は竹ヤブ前周辺なら10時前後までは日陰になる。その後いっときだけ太陽が正面になるが、その後は右から抜けて背後に回る。
逆に第二石垣前などは11時ごろまでは太陽を背にしても、その後は左を抜けて左斜め前から午後のきつい太陽光が入り込む。しかしエン堤寄りの第一石垣前よりも早く第二石垣前のほうが日陰になるので、そういった点でも第一より第二のほうが人気を博しているのだろう。このように暑さ対策を重視するなら、舟の向きと太陽の位置をよく吟味して入釣したいところだ。
なお雨天や曇天なら、前述のような配慮は必要なく、むしろ風向きだけ考慮すればいいので選択肢は広い。とくに田中園舟着場前の東ロープ周辺は完全な穴場地帯。舟の出入りなどで敬遠されがちだが、人気エリアが人災気味なら狙う価値は十分にある。また東・西ロープのエン堤寄りも、魚は十分にストックされている。混雑を嫌うならぜひ狙ってみてほしい。