連日2ケタ釣果と爆釣している三重県・志摩沖のトンジギ。タネトン交じりの10kgオーバーばかりだ。いてもたってもおられず、1月21日志摩市和具の遊漁船に単独釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・伊藤明洋)
トンジギ釣行
低気圧の影響で爆風予報だが、30分前に到着すると駐車場は満車。予約順で私はミヨシから3番目。大ドモはトンジギ名手のマコト君と奥山さんだ。このところ電動アングラーが増え、当日も8人中の5人が電動だ。
電動タックルで釣行開始
午前5時45分に出船。ポイントまで約1時間。直近の情報では、早朝から11時ごろまでバイトは多く、11時以降は単発が多いとのこと。7時前にポイントに到着すると、70mラインを流してくださいとアナウンス。浅いタナを通っているようだ。ウネリはないものの、強く吹き当たる風は冷たい。
電動タックルの4号ライン仕様で開始。しばらくすると、常連奥山さんに早々のヒット。難なく10kgサイズを取り込んだ。すると今度はミヨシの電動アングラーにヒット。同サイズの本命を取り込んだ。
同船者に連続ヒット
幸先の良いスタートに船上のモチベーションはヒートアップ。しばらくすると今度は胴の2人の電動アングラーに同時ヒット。無事にタモに収まった。続いて左隣の電動アングラーにもヒット。10kg級を取り込んだ。
周りで次々にバイトが続くなか、私のジグには全く反応はない。変化を付けようと9時ごろ、3号ラインのタックルにチェンジ。ウロコジグシルバー400gを装着して開始した。この時点でマコト君も釣れていない。
すると、マコト君にヒット。本命を難なく取り込んだ。しばらくすると彼は何かをつかんだように連続ヒットだ。これに奥山さんも続いた。2匹目はフロントフックがボデイに掛かり、ミヨシまで移動して取り込んでいた。
10kg超えカツオも登場
他船でもヒットコールは続くなか、次にきたのは先ほど、ヒットさせた左隣の電動アングラー。10kgサイズを早々に取り込んだ後、今度は回収途中に目前でヒットさせた。電動パワーで強引に巻き上げたのは、10kgを超える大判カツオだ。船上がマグロフィーバーで盛り上がっているなかで、カヤの外にいたのは私と右隣の手巻きアングラーの2人だけ。「先週は釣れる予感が的中。今日は私だけ釣れない予感がする」とキャビンでもらすと、マコト君や船長は大笑い。
この後ラインブレイクが続出。連鎖するとライン交差するため、すかさずロッドを交わして解消する。しかし、電動リールは電源コードが邪魔するため、解消が遅れてしまう。船長は電源コードがすぐに抜けるようにと指示をしている。電動リールは潮の重みやラインの擦れを見落としがちになる。電動パワーで巻き続けていると、同船者のラインを傷つけることにもなりかねない。電動とはいえ、ラインへの感受性は重要だ。