1月8日(日)、初釣りは夫婦で静岡県にある熱海港海釣り施設へ出かけた。熱海港は釣り文化振興促進モデル港のひとつなので、行政が積極的に釣り人を誘致している貴重な釣り場。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 小谷友樹)
熱海港海釣り施設で初釣り
受付で入場料(竿持ち込みの場合は大人一人¥500)を支払って施設の中へ。ライフジャケットは無料で貸し出しあり。手前が貸し竿専用エリア、奥側がタックル持ち込み者用のエリアとなっている。受付で扱っているエサはコマセのみ。虫エサなどが必要な場合は、事前に購入しておこう(徒歩20分圏内に釣具店あり)。
釣り座は2m間隔で竿受けがセットされていて、そこに一人ずつ入れるスタイル。それ以上になると、入場制限がかかる。正直なところ、この間隔はやや狭く感じるので、隣同士譲り合って使おう。持ち竿エリアは青物狙いで遠投ウキ釣りをする人も多いが、潮が速い日に遠投ウキを使う場合は、ウキが流れてほかの人とラインがクロスする可能性が高いので、置き竿で放置はしないように注意したい。
エサとりの猛攻に苦戦
30分くらいして、ようやく隣り合った釣り座が空いたので、そこへ移動して釣り開始。足元を覗くと底のほうまでくっきりと見えるほど、水質はかなりクリア。海面直下ではトウゴロウイワシ、タカベ、ネンブツダイが群れで泳いでいるのが確認できる。水中カメラを落としてみると、きれいに映ってくれた。
タックルは、振り出し式の3mの磯竿にPEライン0.8号を巻いたスピニングリール。仕掛けはカワハギ狙いの胴突き3本バリ。エサは事前に購入した青イソメを使う。
胴突き仕掛けで直下を探ると、着底した瞬間にアタリ。何かと思えばキタマクラ。アワせずに放置すると、エサがすぐになくなってしまう。そこで少し中層を探ると、今度はネンブツダイの猛攻。こちらも同魚ばかりがアタりっぱなしになってしまう。
サビキでイワシ40尾キャッチ
手前側はあきらめ、少しだけ沖で群れているイワシをターゲットに。コマセを使わず、2号のピンクサビキに集魚板を付けて誘う。少し遠目に投げて、テンションをかけながら手前に落としていくとヒット。
1尾掛かったら周囲の魚のスイッチが入って追い食いを狙えるので、しばらく泳がせて2、3尾掛かったら上げる。こちらもコンスタントに釣れ続き、処理も考え40尾弱を確保。あとは釣り上げながら大きめの魚以外はリリース。
チョイ投げでも追釣
ほかの魚の顔も見たいと、天ビンを使ったチョイ投げ仕掛けに変更。これでピンギス、ハゼ、メゴチを追加したが、同じところを探っていても、連発はできなかった。
15時すぎ、隣で泳がせをしていた人がドラグを鳴らしてやりとり。竿が大きくしなっていて楽しそうだったが、上がってきたのはウツボ。残念ながら取り込み時にハリス切れしていた。
急激に冷え込んできたため、16時に納竿。小物ながら、のんびりと五目釣りが達成できて満足。トウゴロウイワシはフライにして美味しくいただいた。
<週刊つりニュース関東版 小谷友樹/TSURINEWS編>