9月になり、残暑はあるもののいくぶん過ごしやすい季節になってきました。まだ水温は高いとはいえ、いよいよ秋の本格的な釣りシーズンとなります。コロナだからこそ、家族でファミリーフィッシングを選ぶ方も多いでしょう。そんな方へ向けた釣行時の注意点を取り上げたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
コロナで溢れる釣り人
マスコミでも取り上げられていますが、密にならないレジャーとして今、釣りが再注目されているといいます。確かに川や海など、ジャンルを問わずカップルやファミリーでの釣り人を前より見かけるようになりました。皆様のフィールドではどうでしょうか?今までは見なかった女性や子供のアングラーが増えたのではないでしょうか?
トラブルも増加
その一方で当然の事ながら、トラブルも増えています。車の駐車、当て逃げ、ドアパンチ問題、ゴミの放置の問題、釣り場の割り込みや陣取り問題など、挙げたらきりがありません。
ファミリーフィッシングを楽しもう
釣り人口が増えればリスクも増えるのは必然かもしれませんが、これでは楽しい思い出など作れません。楽しむための釣りを嫌な思い出にしては悲しいですよね。そこで今回は釣り、特にファミリーフィッシングをされる方に向けて釣りを150%楽しむための注意点をランキングにしました。いつものように筆者の独断ですので、どこまでお役に立てるかわかりませんが、あしからず。
1位:車(駐車問題)
これは永遠のテーマですよね。ファミリーフィッシングとなれば、どこへ行くにしても車が必須かと思いますが、釣り場は人で溢れ、海も川も池も、休日は満員御礼です。特に足場がよく、魚が釣れ、整備された場所はあっという間に情報が流れ、すぐに人で埋め尽くされます。海釣り公園も同じです。
筆者の地元の海釣り公園を例に上げると、駐車場は平日でも満車、釣り桟橋は入場規制、なんてよくあります。特にこの季節(夏~秋)は魚もよく釣れるので、激込みです。海釣り公園だけではありませんが、車が増えれば交通トラブルも増えてきます。これを回避するには平日の釣行が1番ですが、ファミリーの方には難しいでしょう。では、どうするか?
対策
いくつか対策がありますが、おすすめは公共の駐車場を利用する方法です。釣り場まで少し歩いても車に何かされるリスクを考えれば利用した方がいいです。さらに言えば、車は使わず、電車や送迎バスなどを使う手もあります。海釣り公園などは、最寄りの駅から送迎バスが出ている所もあります。いずれにせよ、安全運転、譲り合い、駐車マナー厳守で楽しみたいものですね。
2位:天候(カミナリやゲリラ豪雨)
最近の天候は本当に読めません。さっきまで雲1つなかったのに釣りに夢中で、気が付けば空は真っ暗で、前が見えないほどの雨になっていた、なんてこともよくあります。怖いのは雷雨です。海釣り公園ならば避難できますが、その他の釣り場には都合よく雨を避けられる場所などありません。そこで、近くの大きな木の下にうっかり避難してしまうのは、非常に危険です。竿もカーボンならば、さらに危険度が増します。
川では増水に注意
その他にも川なら増水にも注意が必要です。水門が開いたりすると、小さな河川でも急激に水位が増して、流れが速くなります。これを防ぐには、スマホなどで天気の情報を細かくチェックし、落雷などの危険がある場合は、どんなに釣れていても釣りを中止しましょう。早めの対応がポイントです。
3位:虫(今年も大発生のスズメバチやサシガメなど)
毎年の事ながら、この季節は虫に悩まされます。蚊はもちろん、マダニ、スズメバチ、ブヨ、サシガメ……。防波堤にも、空からトンビ、海からは、ウミケムシやエイなどの生物に注意が必要です。全部危険度MAXです。その他にも、川辺にはヒルやヘビなども待ち構えています。
大人は知識もあるので、危なそうな虫には触れませんが、子供は好奇心からこのヤバイ虫や生き物に触れてしまうことがあります。釣りは長袖長ズボン、蚊取り線香にハッカやゼラニウムを使った虫除けを用意しておきましょう。また、見知らぬ生物が釣れたらそっとハリを外し、優しく逃がしてあげましょう。
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