5月22日、三重県・紀北町引本浦の海上釣り堀・貞丸へ貸切で釣行してきた。当日の釣果はヒラマサ1匹、カンパチ1匹、マダイ11匹の計13匹。厳しい状況だったが、なんとか対応することができ、終わってみればまずまずの釣果となった釣行の模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・桑原一幸)
海上釣り堀でマダイ狙い
気温が高い日も増えてきて、夏が徐々に近づいてきた5月22日、三重県・紀北町引本浦の海上釣り堀・貞丸へ貸切で釣行してきた。道中のエサ店で同行の皆さんと合流。受付を済ませ、今回は8号イカダに渡って釣り開始となった。
過去の釣行では、貞丸は中央付近でマダイの反応が良い日が多いので、今回はイケス中央付近でのウキ釣りを中心にマダイを狙う作戦だ。貞丸のマダイはサイズがいいため、普段はハリス2.5号からスタートするが、やや太めの3号でスタートとなった。
ロッドは赤青一撃300にダイワの小型両軸リールをセット。1.5号のウキを使い、誘いを入れながら広範囲を探っていく。イケス中央付近からコーナーまでテンポよく狙ってみるが、この日は全くアタリがない。
ヒラマサヒットもバラし
潮が効いておらず、潮の色も茶色い濁りが入っており、苦戦しそうな雰囲気だ。マダイからの反応がないため、ロッドを青物狙いの赤青一撃360に持ち替え、冷凍イワシのエサで底から誘い上げてくると、一気に穂先を押さえ込むアタリ。すかさずアワセを入れヒット!強い引きがロッドから伝わってくる。これは良型のヒラマサのようだ。
ドラグの調整も万全で、余裕のやり取り……と思いきや、フッと重みが抜けてバラしてしまった。ハリを見てみると傷んでいたせいか、掛かりどころが悪かったのか分からないが、途中で折れてしまっていた。
サイズも良さそうだったので、何とも悔やまれるスタートとなった。気を取り直して、再びマダイを狙う。しかしアタリがあってもしっかり食い込まない。なかなかヒットに至らないまま、マダイの放流となった。
良型マダイ確保で安堵
放流後しばらくして、ようやくウキが気持ちよく押さえ込まれヒット。赤青一撃ダンゴ雷(イエロー)にヒットした。しかしこの日の貞丸のマダイは非常に気難しく、1匹釣れても次が続かない。
そこで各種ダンゴをローテーションし、何とか2匹のマダイを釣り上げることができた。
まさかの青物連続バラし
しかし、マダイ3匹の釣果のまま時間が過ぎて、青物の放流を迎えた。放流後すぐに生きアジのエサにヒット。しかし、朝から青物をバラしたこともあり、どうにも嫌な予感がする。
ドラグを弱めに調整し、いつになく慎重にやり取りする。しかし嫌な予感は当たるもので……。しばらくやり取りをしていると、再びフッと穂先の重みが消えまさかのバラシ。
仕掛け作成時の確認が不十分で、ハリスの結び目からスッポ抜けにより痛恨のバラシとなってしまった。もはや青物が釣れる気がしないため、マダイ狙いに変更。